週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話31話のネタバレと感想、展開考察です!
敵の大将である米丸との戦いに臨む狐次郎。
しかし騎馬に乗った米丸の圧倒的なパワーを前に劣勢となり、反撃の一撃も回避されて万事休すの状態に。
そんな狐次郎を保科党の仲間達が助け、仲間と戦う楽しさを感じた狐次郎は米丸を倒し、一方で吹雪は虎視眈々と国司を狙って動き出していたのでした。
吹雪は国司を仕留められるのか!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話31話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君31話ネタバレ
『逃げ上手の若君』31話
「生きたがり1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君31話ネタバレ:最も危険な最後尾での恐怖を味わう為に!!!
狐次郎が敵の大将を倒した事もあり、保科軍の女子供達も無事に安全圏へ。
そこでようやく撤退の鐘を鳴らし、後は殿が残って敵を引きつけるだけという段階まで進んでいました。
保科はそこで御使いである時行にも逃げるよう指示を出すも、何故か逃げる様子はない様子。
皆に逃げるよう諭した責任が自分にはあり、ここまできて自分だけが追われる恐怖を味わわないなんてと一見辛そうな表情を見せてくる時行。
そんな言葉に保科はそれほどまでに自分達の事を想ってくれていると感動するも、時行は追われる恐怖を味わわない事が勿体ないと目を輝かせていたのでした。
保科軍が退却を始め背中を見せた事で一斉に襲いかかってくる敵軍。
しかしそんな敵軍に対して殿を務める騎馬が蛇行しながら後方への射撃を繰り出していきます。
馬と矢に手こずる敵軍に時行も射撃で攻撃していき、その正確性もあって敵軍にも迷いが生まれてしまいます。
勝利を目前にしてうっかり急所に当たって死ぬなんてごめんだと。
時行は吹雪からこういうシチュエーションについても説明を受けていました。
勝ち戦の後の褒美を考え始めた敵は命がけで前には出なくなり、そうなれば時行の逃げながらの威嚇射撃でも十分な効果を発揮するのだと。
殿とは最も危険な撤退の最後尾であり、殿を務めた武士は味方からも絶大な信頼を得る事になるポジション。
それだけに保科は時行の華麗な戦いっぷりに驚き心服していくのでした。
結局保科を説得して以降全然出番のなかった時行でしたが、ここへ来て逃げ上手の面目躍如という活躍を見せてくれました。
しかも単にスリルを味わう為ではもちろんなく、殿を務める事で保科達からの信頼を獲得するという意味があったのも流石ですよね。
敵の心理状態を読み取って行動させていた吹雪がちょっと有能過ぎますが。
逃げ上手の若君31話ネタバレ:殺すのではなく生かして役に立つ!!!
時行に殿を務めさせていた間に一人で敵軍の国司である清原の元へと近づいていた吹雪。
自分がこの戦を決めようと、市河が離れた隙を狙って馬を走らせます。
僅かな馬の足音から清原が狙われている事に市河は気付き、清原が殺られてしまえば自分の責任になると必死に叫ぶ事に。
しかし市河を無能扱いする清原は市河の叫びを完全にスルー。
慌てて戻ろうとするも、清原は臆病者は戻ってくるなと叫ぶだけ。
そんな状況で狙い通り朝霧の中から清原の元へと飛び出した吹雪。
二振りの刀は清原の烏帽子と扇を真っ二つにし、清原は斬られた恐怖で馬から落下してしまうことに。
駆けつけた市河にも国司である自分が斬られたと叫びまくる清原。
一方で清原を仕留めずに去っていった吹雪は、殺すのは下策であり無能な敵将は生かしておいてこそ役に立つのだと考えていました。
恐怖で大慌てとなった清原に追い打ちをかけるように、吹雪が逃げ去った川の向こうには大量の旗の影が。
そんな所に味方はいないという事で、清原は自分を狙う別働隊だと更に騒ぎ立ててしまいます。
耳の良い市河は音がしない事から旗だけ立てた偽装かもしれないと言い聞かせるも、混乱している清原にはその声は全く通じず。
今にも襲ってきそうだと米丸の軍を呼び戻そうと退却の太鼓を勝手に鳴らさせる清原。
そんな勝手をされて焦る市河は米丸の代わりに自らの部隊を前線に出させると、柵を築いてなんとか奪った領地を確定させるよう指示を出します。
本来楽に勝てるはずの戦いが大慌てとなったのは全て無能な国司のせいであり、市河もこの国司は自分達にとっても厄介だと感じるのでした。
清原を仕留める最大のチャンスを作っておきながら仕留めないでおくというのが上手いやり方ですよね。
無能なこいつの代わりに有能な奴がやって来てしまったら面倒であり、むしろ使えない国司がいてくれる方がやりやすいと判断するというのは戦い上手過ぎます。
実際にこの国司によって市河が振り回されていましたし、完全に吹雪の狙い通りの展開になったと言えるでしょう。
逃げ上手の若君31話ネタバレ:死にたがる武士を生きたがりにして仲間に!!!
敵の軍の退却を報せる太鼓が鳴り響き、そこで吹雪の策が成功したのだと判断した時行。
立てた旗が偽装だとバレればすぐに戻ってくるだけに、時行や保科も柵の向こうへと逃げ込む事に。
そのタイミングで米丸を仕留めた狐次郎も合流。
保科は米丸の首はと問いかけるも、狐次郎は米丸から色々と学ばさせてもらったからと首は取らずに置いていました。
何よりも首を持ってきた所で領地を半分も失った保科では恩賞も出せないだろうと。
狐次郎に痛い所を突かれて複雑な表情になってしまう保科。
しかしそれでも保科は負け戦とは思えない気持ちの良さを味わっていました。
そんな保科の気持ちそのままに、柵の向こうでは保科を迎え入れる喜びの声が。
領地を失ったもののまるで勝ったかのような笑顔を見せる人々。
それを見た保科は、この笑顔こそが逃げ延びて生き延びて得るものだと実感します。
北信濃の少領主だった保科氏はこの後領地を追われて南へ移住し、時代の流れで主君は何度も変わる事に。
しかし危機の度に匠に乗り換えて明治まで続く生き延び上手の大名となるのだそう。
そして何よりも時行にとっては間近に迫る大乱の重要な戦力となるのでした。
戦いを終えた保科は御使い様とその郎党達に命を頂いた事を明神様に伝えて欲しいと時行にお願いします。
一度頂いたこの命は負けようが逃げようが大切に使い明神様のお力となるのだと。
保科達に気持ちを伝えられて気持ちよく帰る事になった時行達。
狐次郎の頑張りで保科党の心をより掴めたと感謝する時行は、この調子で味方を増やしていこうと考えていました。
死にたがる武士を生きたがりにして仲間にするのだと。
最初はどうなるかと思われた今回の戦いでしたが、非常に綺麗な形にまとまってエンディングを迎えましたね。
死にたがりな保科が生きたがりの武士へと見事に変わりましたし本当に最高の結果を出せたと言えるでしょう。
この時代にはそぐわないかもしれない時行の考えが広まっていくのがなんだか嬉しいくらいですね。
逃げ上手の若君31話ネタバレの感想考察
保科党を巡る撤退戦に決着がついた今回。
最初はどうなるかと思っていたのに、最後はこんなに綺麗にまとまるんだから素晴らしい構成ですよね。
最後は時行もちょっとだけ活躍
保科を説得した事で完全に役割を終えていたのかと思われた時行。
しかしなんだかんだ最後は殿を務めるという役割を担当する事になりました。
実は結構重要な役割だった訳ですが、時行個人としては完全にスリルを味わいたい気持ちが強かったみたいですけどね。
殿は撤退戦においては非常に重要なポジションだった訳ですが、敵の心理状態を利用する事で時行の威嚇射撃でさえも非常に有効になっていました。
敵も踏み込みづらい状況という事で実際にはそこまで危険度も少なくなっていたはずで、しかしそれでも時行が仲間から信頼を得られるというのは効率的という感じでもありましたね。
この辺りまでしっかり計算して指示を出していた吹雪はやはり凄い人物です。
吹雪の狙いが的確過ぎる!!!
時行に皆からの信頼が集まるようにしつつも、本人は国司の清原を狙っていた吹雪。
市河が清原から離れるタイミングを狙って姿を隠していたというのも流石でした。
しかも驚きだったのが清原を仕留められるタイミングであえて仕留めなかった事。
有害でしかない国司なだけに清原を仕留めるのが一番かと思いがちでしたが、国司として無能だという事はこっちにしてはありがたいという判断だった訳ですね。
有能な市河の邪魔しかしておらず、生きていた事で無能っぷりを晒してくれていました。
吹雪の判断が間違いではなかったというのがすぐに分かってくるという気持ちの良い展開でしたね。
保科党の未来
時行と郎党達の活躍によってなんとか無事に撤退戦を終える事が出来た保科達。
負け戦だというのに負けた感じでもない気持ちの良さを味わえた事は保科にとって得難い経験だったのでしょう。
実際の歴史での保科は生き延び上手の大名となったのだそう。
そういう事実の部分を今回のエピソードに活かしてきたと考えると歴史って面白いよなぁとも感じますね。
そして彼らはやはり時行達にとっても重要な戦力となっていく様子。
生きようと必死になった彼らは間違いなく強いはずですし、狐次郎との仲も深まっただけに再登場時は活躍が期待出来そうです。
時行も死にたがる武士を生きたがりにするという考えとなっていましたし、今後に繋がっていく重要な撤退戦だったんだなぁと思わせるエピソードでした。
逃げ上手の若君31話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話31話、そして32話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君31話ネタバレ展開考察:吹雪は清原を仕留められるのか!?
狐次郎が敵の大将と激闘を繰り広げる中、一人国司を狙って動き出していた吹雪。
お腹が空いて動けないとか言っていたのと同じ人物とは思えない格好良さでしたね。
敵の大将を倒したとはいえまだ逃げ切れてはいない状況であり、もしも国司をどうにか出来れば安全に逃げれる状態となっていくはず。
それだけにここで吹雪に国司を仕留めてもらいたいのですが、耳の良い市河が吹雪の気配に気づいていたのが気になる所。
市河としても国司の清原はムカつく奴ではあるでしょうが、この時代の上下関係を考えたら必死になって清原を助けにくるはず。
吹雪が清原を仕留める直前まで進むも、ギリギリの所で市河が救出するような展開でしょうか。
清原にトラウマになるくらいの恐怖を叩き込んでおけば、今後清原もあまり無茶は出来なくなっていきそうな気がします。
逃げ上手の若君31話ネタバレ展開考察:撤退完了で保科党が仲間に!?
今回の狐次郎の戦いの中でも結構な活躍を見せてくれていた保科党のクセの強いメンバー達。
逃げ切る事さえ出来れば彼らは仲間になってくれそうですよね。
狐次郎との絆も生まれているので良い関係になっていくでしょう。
気になるのは時行の正体を彼らに明かすかどうかという所でしょうか。
彼らが仲間になればいずれは時行の元で戦う事になるはずで、そうなれば正体を明かさないとなりませんからね。
もしも正体を明かしたとして、その時保科がどんなリアクションをするのかは見所ですけどね。
逃げ上手の若君31話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話31話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】今週は騎馬戦ということもあってか、キングダムを思い出しましたね。オラァ!!って言ってますし(笑)騎馬戦の有利不利などを丁寧に解説しつつ、仲間との勝利を勝ち取る綺麗な流れ。 #WJ40
— 金銀パール (@kinginpl) September 6, 2021
逃げ上手の若君
体格の劣る孤次郎がどうやって大人に勝つのかなと思ってたけど、仲間と連携してっていうのがとっても現実的だし良い
連携の大切さを学んだことで成長も感じるし、相手もしっかり攻撃を避けてきたりと格を落とさないいい落とし所
そして最後の吹雪!!
耳いいやつと対決かな#wj40— さびぬき (@JQqsEq936daIfcj) September 6, 2021
【逃げ上手の若君】DEBUが慢心して立ち止まっちゃって動き封じられたのはちょっとなあ~…ってなったんですが、仲間二人がヤツの動きを封じて弧太郎くんにトドメをさせてやったのは胸熱シチュで良かったです!大人子供関係なく一緒に協力して戦うのいいなあとゾクゾクしてくる感じ。#WJ40
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) September 6, 2021
【逃げ上手の若君】
騎馬の強さの例え、笑ったよ。どこに徒歩のカップルが刀持って巨大な原付と闘うんだよ…いや、そういう読み切りあっても面白いな…
そしてまさかのくっころの流れで笑ったし、今回そういう描写多いな。好きだよ。松井先生のそういうところ。#WJ40 #逃げ上手の若君— 紫鈴 (@shirinraka) September 5, 2021
逃げ上手の若君 30話 騎馬戦1334
ネタバレ感想① #逃げ若
俺の愛馬が! めっちゃ強い騎馬による一騎討ち 退けば全滅の危機に弧次郎が漢を見せます
一騎討ちと言ったなあれは嘘だ この戦場ではチームプレイが勝利の道筋でしたね 頑張った弧次郎に花を持たせた保科党の皆さんナイス連携です— yebizirow (@yeeebizirow) September 6, 2021
逃げ上手の若君31話ネタバレまとめ
狐次郎の奮闘が描かれた今回。
馬に乗って戦う事の強さなんかもわかりやすく描かれていて面白かったですね。
一人では勝利が難しい強敵だったものの、仲間の助けを借りてなんとか勝利した狐次郎。
仲間と共に戦う事の楽しさを感じていましたし、狐次郎自身が大きく成長した戦いだったと言えそうです。
敵の大将を倒した事でこの撤退戦は既に半分くらい勝利している状況とも言えるはず。
後は吹雪がどこまで国司に迫れるかという部分に注目したいですね!
次回の『逃げ上手の若君』第32話を楽しみに待ちましょう!