週刊少年マガジンの人気漫画『進撃の巨人』の九つの巨人の能力と継承者、そして強さについての考察記事です。
物語も佳境に入った感じでついに超巨大巨人の群れが動き出し始めましたが、これまでも数々の知性巨人が存在していましたね。
エレンが持つ「進撃の巨人」と合わせて世界に九体のみ存在している知性の巨人。
彼らはそれぞれに特性を持ち、継承者によってもその強さが上下します。
今回はそんな九つの巨人の力、過去から現在に至るまでの継承者とその強さについてまとめました!
Contents
九つの巨人とは何?
知的行動をせず人間を食べることを目的としている巨人を無垢の巨人、それとは逆に自らの意思と特殊な能力を持っている巨人を知性の巨人と言います。
知性の巨人はその存在が九つ確認されているため、作中の多くの登場人物が「九つの巨人」と呼んでいます。
九つの巨人は始祖であるユミル・フリッツが持っていた能力を九つに分けて子孫に与えたため存在していると言われています。
九つの巨人は前継承者を捕食する形で継承する場合と、前継承者が捕食されずに死んだときに距離や血縁関係などに関係なくエルディア人の新生児に継承される場合があります。
継承するとその後13年しか生きられないという寿命制限があります。
「ユミルの呪い」ともいわれるその制限は、ユミルが能力に目覚めて死ぬまでの期間が13年だったからだと言われています。
早速九つの巨人がどんな力を持っているのか、継承者はどんな人なのかを見ていきましょう!
九つの巨人と歴代継承者一覧
九つの巨人はそれぞれ異なる特異な力を持っています。
継承者の戦闘力や王家の末裔かどうかも強さに影響していきます。
九つの巨人と継承者、その実力は次のようになっています。
進撃の巨人
現継承者:エレン・イェーガー
歴代継承者:エレン・クルーガー→グリシャ・イエーガー
本作のタイトルとなっているのが「進撃の巨人」です。
先々代の継承者クルーガーは「いつの時代も自由のために戦った巨人」、そして継承者は代々自由を求める者を次代継承者に選ぶ傾向にあるとしました。
さらにエレンの父グリシャいわく「何者にも従うことが無かった」、グリシャはそれを王の独善に抗うためだと分析していました。
継承者は全ての継承者の過去と未来の記憶を覗き見たり、見せたりすることができます。
ただグリシャはエレンが全てを見せてくれないと憤っていたので、いつでも見たり、見せたり、歴史を変えたりすることができるわけではないようです。
無敵であるはずの始祖の巨人をグリシャが倒したこと、人間として戦った時には敵わなかったアニにエレンが勝ったことなどから、戦闘力も高い巨人であると言えるでしょう。
始祖の巨人
現継承者:エレン・イェーガー
歴代継承者:カール・フリッツ(145第目フリッツ王=初代レイス王)→ウーリ・フリッツ→フリーダ・レイス→グリシャ・イエーガー
全エルディア人と無垢の巨人を操ることができます。
具体的には無垢の巨人に命令をできたり、エルディア人の記憶を書き換えたりできます。
ただ始祖の巨人の力は王家直属の家柄(レイス家のみ)でないと使えないというルールがあります。
そのため王家直属の子孫ではないエレンは単独ではその力を行使できません。
グリシャの前妻で王家末裔であるダイナやダイナの息子であるグリシャ、女王ヒストリアと接触したときのみ力を使うことができます。
超大型巨人
現継承者:アルミン・アルレルト
前継承者:ベルトルト・フーバー
マーレ軍いわく「破壊の神だ」。
その大きさは推定60メートルとなり、常に高熱の蒸気を放出しているのが特徴です。
蒸気は筋肉を燃焼させて作りだしているため消費が激しく、短時間しかその巨体を保つことができません。
845年のパラディ島では15メートル級の巨人が最大とされていました。
壁から顔をのぞかせた60メートル級の超大型巨人はその常識を覆し、それを見た人々は恐怖のどん底へと突き落とされました。
鎧の巨人
現継承者:ライナー・ブラウン
硬質化に特化された巨人です。
全身を硬質化することで火砲や立体起動装置による攻撃を防御するだけでなく、壁の破壊や突進などの攻撃力も高いです。
ただスラバ要塞戦では対巨人砲徹甲弾によってダメージを受け、先進国の科学水位が巨人の力を凌駕しつつあると世界に露呈させるきっかけにもなりました。
女型の巨人
現継承者:アニ・レオンハート
九つの巨人だけでなく無垢の巨人を合わせても唯一女性と分かる巨人です。
高い機動力と長い持続力が特徴です。
一時的に自身の特定の場所を硬質化させたり、狭い範囲であれば無垢の巨人を呼び寄せたりすることもできます。
アニ自身が高い戦闘力を持っていたことも女型の巨人の実力を引き上げることに繋がり、敵として対峙した調査兵団は苦戦し、多くの優秀な兵士を失いました。
現在はアニ自身が硬質化して水晶体に入ったため、女型の巨人は継承されることなくアニが維持していると思われます。
獣の巨人
現継承者:ジーク・イェーガー
前継承者:トム・クサヴァー
約17メートルあるため一般的な巨人たちよりは大きく、獣らしく全身に体毛があり、長い腕が特徴です。
マーレでは使い道のない巨人だと言われていましたが、ジークの投球技術によって恐ろしい面制圧射撃兵器へと変貌しました。
簡単に言えば岩を掴んで投げるという技ですが、巨大な散弾銃のような破壊力があり、先進国の艦隊をも殲滅させました。
ジークが王家の末裔のため、投球プラスジークの言う事を聞く無垢の巨人をつくり出して攻撃をさせるという合わせ技が可能です。
一見隙なしのように思われますが、最強の人類リヴァイには何度も追い詰められています。
顎の巨人
現継承者:ファルコ・グライス
歴代継承者:マルセル・ガリアード→ユミル→ポルコ・ガリアード
体が小さい分、素早く動くことができます。
また名前通り顎が強く咬合力が非常に高いため強襲に適しています。
その顎の強さをエレンに利用され、巨人の力で硬質化したヴィリー・タイバーの妹の結晶すら噛み砕きました。
車力の巨人
現継承者:ピーク
並外れた持続力を持つ四足歩行の巨人で、長距離移動も得意です。
荷物を運搬したり、重火器を兵装して移動砲台となったりと便利で作戦の幅が広がるため軍には重宝されています。
二か月ぶりに人間に戻ったときピークは二足歩行を忘れる、四足歩行のほうがしっくりくると話していました。
戦槌の巨人
現継承者:エレン・イェーガー
前継承者:ヴィリー・タイバーの妹
硬質化能力に秀でています。
自身の体の硬質化はもちろん、硬質化した物質をつくり出すこともできます。
槍のような武器を突き出させたり、地下牢の破壊に活用されたりしています。
ただ「顎の巨人の顎>戦槌の巨人の硬質化」だったようで、エレンは顎の巨人ポルコの顎を利用して水晶体に入った継承者を砕きました。
その後ポルコは自分をくるみ割り人形にしたと言って怒っていました。
以上が九つの巨人と継承者たちのまとめでした。
さらに彼らの強さについて考察を続けます!
九つの巨人の強さは?一番強い巨人は誰なのか?
九つの巨人はそれぞれが持つ能力だけでなく、継承者によってもかなり強さが左右されるとご紹介しました。
それならば現時点での最強は誰なのでしょうか。
122話時点では、始祖と進撃と戦槌の三つを保有しているエレンが有力だと考えます。
始祖の巨人の力を使えないとしても、二つの能力を使えるエレンはかなり有利です。
女型の巨人アニは以前勝利したし、ライナーとも戦槌の巨人を保有する前に互角だった以上、戦槌の巨人を獲得した今、エレンの方に分があります。
ただ対獣の巨人ジークの場合、ジークの遠投を硬質化で防ぎきれるかどうかはわかりません。
また車力の巨人や顎の巨人のような小回りが利く機動力の高い相手に対して的確に槌を打ち込めるかも不明です。
超大型巨人については消耗するのを待って攻撃を仕掛けるという作戦が有効に思えますが、頭の回るアルミンが継承者である以上、何らかの策を仕掛けられて苦戦しそうです。
結論としてはエレンが最強に近いものの、各巨人と継承者の特性を最大限に活かされた場合常勝は難しそうだと考えます。
九つの巨人の能力と継承者一覧まとめ!強さも考察まとめ
九つの巨人とは、始祖ユミルが持っていた力を九つに分けて、エルディア人が継承している特異な力を持つ巨人のことです。
九つの巨人には始祖の巨人から始まり、進撃の巨人、超大型巨人、鎧の巨人、女型の巨人、獣の巨人、顎の巨人、車力の巨人、戦槌の巨人がいて、それぞれ特性が異なり、継承者によっても強さが上下します。
122話時点で最強に近いのはエレンではないかと考察しました。
今後の展開を楽しみに待ちましょう!