週刊少年ジャンプの人気漫画『ぼくらの血盟』最新話15話のネタバレと感想、展開考察です!
コウの力を手に入れるべく戦う廻峯。
しかし覚醒したコウの力の前には手も足も出ず、追い込まれた廻峯を灰賀がその身を挺して守ろうとします。
抑止力に姉や家族を殺された過去を思い出した廻峯は、従者としてずっと自分を守ってくれた灰賀を今度は自分が守ろうとコウの刃をその身に受けるのでした。
悲しき戦いの結末とは!?
それでは、気になる『ぼくらの血盟』最新話15話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
ぼくらの血盟15話ネタバレ
『ぼくらの血盟』15話
「大事なもの」のネタバレが下記となります!
ぼくらの血盟15話ネタバレ:廻峯にとっての大事なもの
覚醒した状態のコウの攻撃から灰賀を守ろうとした廻峯。
自分が守るべきはずの廻峯が逆に自分を守った事に驚き灰賀は慌てて駆け寄ります。
一方で流石に力を使いすぎたのかコウもその場で崩れ落ちる事に。
そんなコウを優しく抱えるシンでしたが、コウの攻撃が致命傷にならなかったのか廻峯は二人に対して必死に叫びます。
シンが弟のコウを大事に思うように自分にだって大事なものがあったのだと。
人間に裏切られて姉を失い、あの方が手を差し伸べてくれた時、こんな悲しい事は繰り返させないと言ってくれた。
だからこそ廻峯は彼の手を取ったのでした。
嫌だった事を繰り返さない為に何かを成そうとする事の何がいけないのか。
苦しそうにしながらも必死にシンに向けて叫ぶ廻峯。
しかしシンもそんな廻峯に対して言い返します。
廻峯は罪のない人間を殺して同族を傷つけ、それは廻峯に悲しい思いをさせた相手と同じ事。
そんな事をしても何も解決はせずただの堂々巡りでしかないのだと。
自分も家族を奪われて大切な人達を傷つけられたシン。
それだけに憎しみを持ってしまう事はあっても、誰も傷つかないで済む道があるのなら自分は迷わずその道を選ぶと言い切るのでした。
この場面だけを切り取ればなんだかちょっと良いシーンにも思えますよね。
しかしこれまでの廻峯のやって来た事を思うと、何をちょっと良い感じに自分の事を正当化してるんだよとツッコミたくなります。
ちょっと前は人間の血を飲み放題だ・・・みたいなイカれた事も言ってた訳ですし、行動と発言に一貫性がなさすぎてちょっとビビります。
ぼくらの血盟15話ネタバレ:現れた抑止力の光狼(フェンリル)
シンの言葉に対してそんなのは綺麗事だと言い返そうとする廻峯。
しかし次の瞬間、廻峯の背中に矢のようなものが突き刺さります。
皆がその状況に驚く中で現れたのは白い制服で統一された5人の女性達。
白髪の灰賀を狙ったのに外したという弓矢使いに対して、別に構わないと凛々しく語るツインテールの隊長らしき女性。
彼女達は自らの事を政府公認の秘密機関である光狼(フェンリル)だと語ります。
突如現れた謎の部隊が何者なのかとシンが感じていた中で、灰賀は彼女達の事を抑止力だと言い切る事に。
その発言で自分達の事が知られているのだと気付いた隊長の女性は、さっさと吸血鬼達を殺すべく進めようとするも、それより先に動き出していたのは灰賀でした。
廻峯の仇を取ろうと飛びかかる灰賀に怯えた様子の弓使い。
その攻撃が炸裂したかのように大きな衝撃が辺りを包むも、シンの目に写ったのは抑止力の一人の槍に貫かれた灰賀の姿でした。
ようやく抑止力が登場となりましたが、今回は光狼(フェンリル)という名前である事と政府公認の秘密機関である事も明らかに。
政府公認である事にもちょっと疑問ですし、名前が光狼という吸血鬼とあんまり関係なさそうな名前なのも気になったり、しかも何故か皆女性だったりというのも気になります。
背後から奇襲しておいてターゲットを外したり、わざわざ秘密機関なのに自分達の存在をアピールしたり、灰賀に狙われたらちょっとビビったりと、登場するなり株を下げまくるのは逆に凄いですね。
ぼくらの血盟15話ネタバレ:シンとコウのピンチに現れた男の正体とは!?
灰賀の身体を槍で貫いたのはフードを被った女性。
一瞬で拳をいなされ、軌道をズラした上で身体を貫かれた事に驚く灰賀。
流石にダメージも大きくそこで倒れてしまいます。
一方でシンとコウの事を心配して声をかけたのは部隊の隊長。
あくまでも吸血鬼に襲われたただの人間として二人を捉えている様子。
しかし灰賀の事を心配していたシンのその胸に吸血鬼との従僕の印がある事を隊長も発見。
奴らに飼われているのかと問いかけられたシンが言葉を濁すと、隊長は表情を一変させます。
守るべき対象ではなく殺すべき相手なのかと。
そこで部下のヒマリに二人を拘束するよう命令する隊長。
連れて行って尋問するという隊長に流石に動揺していたシン。
コウの事がバレれば殺されかねないものの、シン自身も既に限界で逃げられる余力もない状態。
そんな状況で何者かの声が響き渡ります。
連れていかれるのは困ると言いながら現れたのは、抑止力の事を下っ端扱いする一人の男。
謎のその男はシンとコウの事を大事なウチの子だと語るのでした。
トラックを消し去る程の威力の灰賀のパンチを普通の人間が槍で防げるというのも疑問ではありますが、とりあえずただの無能な集団ではなかったようで安心です。
しかし驚くべき事にシンとコウが何者なのかも気付いておらず、じゃあなんで部隊でここにやって来たんだよと思ってしまいます。
吸血鬼の王の存在に抑止力さんが気付いていないというのがまた気になりますし、最後に出てきた男も空気を読まない軽口だったのがちょっと気持ち悪いんですよね。
ぼくらの血盟15話ネタバレの感想考察
シンとコウVS廻峯と灰賀の戦いが新たな局面を迎えた今回。
ある意味では待望の抑止力も登場となりましたが、やっぱり色々と期待を下回る展開になってしまいましたね。
結局廻峯をどうしたいのか問題
覚醒したコウの攻撃を食らった廻峯。
普通だとこれで死んでもおかしくないよなぁと思っていましたが、コウが力の使いすぎでダウンしているのに対して普通に喋りだしたのには驚きでした。
灰賀も割と回復出来ていましたし、ここで頑張ればむしろ勝てていたのでは??
まあそれは良いとしても、ここでの廻峯の発言はやっぱり驚きでしたよね。
自分にも大事なものはあるという悪役にも悲しい過去があったんだアピールはまあ良いですし、それに対してシンが正論で反撃していくという流れも悪くはありません。
が、悲しいかなこれまでの廻峯の描写の全てがこの発言の説得力を無くしてしまっているんですよね。
やられたら絶対に相手が嫌がる事を楽しんでやっていたり、子供達を死なせていたり一般人を容赦なく殺していたり。
信念を持って戦っているようにも見えなかったですし、むしろ血を好き放題飲める事を喜んでいる感じでしたし。
これだけ無茶苦茶な事をしておいて、今更になって自分を正当化しようというのが無茶がありますよね。
一体作者は廻峯をどういう立場のキャラとして描きたいのかさっぱりわかりません。
普通だったらこういう時はある程度敵側にも感情移入出来るようにしておくものだと思うんですけどね・・。
どうしても無能な感じに見えてしまう抑止力さん
廻峯の過去の中ではただの残虐なやりすぎ吸血鬼ハンターという感じで登場していた抑止力。
今回は何故か女子だらけの部隊として、光狼(フェンリル)という名前まで自己紹介しての登場となりました。
しかし政府公認という時点で色々と気になってしまいますよね。
政府公認という事は、吸血鬼の存在を政府が把握しているという事。
普通の人間の中に0.2%も紛れている吸血鬼を知っているというのに、特別大した手も打っていないという事なんですよね。
めちゃめちゃ組織としても吸血鬼を嫌っている感じですし、だったら国を上げて殲滅させた方が良いのでは??
まあそうなると全く抑止してない事になりますが、おそらく既に抑止としての役割だけではなさそうですし。
それでいて光狼という名前も吸血鬼と関係なさそうで、もうちょっと吸血鬼と戦う組織っぽい名前はなかったのだろうか?
何故女性だらけの部隊なのかも気になりますし、背後から狙っておいて対象を外しているというのが既に無能ですよね。
現代なのに弓矢を使っているというのも気になりますし、灰賀にビビっているのもマイナスでした。
とはいえ槍使いはトラックさえも消しされる灰賀のパンチを止められる力があるようで、それはもはや人間じゃないような気もします。
しかし何より驚いたのはここにやって来た彼女達がシンとコウの存在を知らないという事。
政府公認で吸血鬼を管理している感じのはずなのに、吸血鬼の王の存在を把握していないってもはや笑えるレベルの雑さでしょう。
シンとコウは別に隠れて暮らしている訳でもありませんし、学校にも普通に通っている訳ですし。
そもそもコウは存在がバレれば殺されてしまうような存在なんでしょうか?
吸血鬼の王を殺したら抑止どころか穏便派の吸血鬼達を暴走させてしまうからそんな事普通はしないんじゃなかろうか??
とにかく設定の部分があまりにも雑すぎますし、最後に登場したキャラも全く魅力を感じないのが残念でした。
ぼくらの血盟15話ネタバレ展開考察
ここからは、『ぼくらの血盟』最新話15話、そして16話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
廻峯の生死はどうなる!?
散々小者ムーブをしていた割に、唐突に灰賀を庇う事になった廻峯。
悲しい過去と同じように灰賀に守られるだけなのが嫌だったのでしょうね。
とはいえ自分達から兄弟に喧嘩を売った訳ですし、だから何なんだよとしか思えませんが。
展開的にはなんとか廻峯が助かり、人間であるシンと友人関係になる・・・というのが綺麗な流れでしょう。
が、廻峯は普通に子供を殺す事に加担しているので、正直助かってもらう訳にはいかない気もします。
とはいえただ死ぬだけだと灰賀が怒ってしまいそうですし、死に際にシンの優しさを目の当たりにして、人間にも良い奴がいるんだと言い残して死んでいくくらいが丁度よいのかなぁと思いますね。
あの方が姿を現す事に!?
ここまで来ても特にどういう存在なのかもわかっていない「あの方」と呼ばれる存在。
抑止力への怒りを持ち合わせた廻峯の上に立つ存在な訳ですし、きっと抑止力を倒す為の組織とかを作っているのかなぁと考えられます。
しかし普通に考えるとこの「あの方」こそが兄弟にとっても因縁がある長髪の吸血鬼という可能性が高いでしょう。
そしてそいつこそがアリスが語っていた昔話で登場したアルフレートっぽくもあるんですよね。
まあそう考えるとなんで緋月兄弟の一族を狙ったのかという疑問も出てしまいますが。
いずれにしてもそろそろ「あの方」にも登場してもらいたい所です。
ここまで登場した吸血鬼は全員小者っぽいですし、なんとか大物感を出して欲しい気がしますね。
ぼくらの血盟15話への読者の声
『ぼくらの血盟』最新話15話へ向けての感想や考察を集めました!
【ぼくらの血盟】
血という対価と引き換えにパトロールや食料の配布してくれる、それってヤk…
あと吸血鬼が隠れ住んでいて人間に認知されていない設定どこいったの。#wj02— 🚮 (@recyclebin5385) December 15, 2020
【ぼくらの血盟】今週はカイネさんの姉の婚約者が「俺は”抑止力”」と自分でくそだせえ名乗りしてたのに笑いました。そこは「俺は”抑止力”を持つ人間!」とかじゃないの!?あとカイネさんって朱月って名前からして日本人っぽいのに、回想の街並みどこかの海外っぽいのナンデ?#WJ02
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) December 13, 2020
ぼくらの血盟の「抑止力」って、歴史の矯正力みたいな世界そのものの自浄作用かと思ったら
ヴァンパイアハンターやんけwwwってなったのが自分だけじゃなくて安心した
— 📚夢みる柿SuN(Flower)🧩 (@kakinohitomo) December 15, 2020
『ぼくらの血盟』はずっと「抑止力とは…?」と頭に?が浮かびながら読んでたんですが、今週その団体に所属してるらしきキャラが「私は抑止力」と名乗ったので、「抑止力って団体名なんだぁ…」と思いました。
— おいでよ どぶろくの森 (@dobu_p) December 15, 2020
ぼくらの血盟、敵の掘り下げ始めちゃったぞ…どうすんだよコレ。案の定人間側をクズに描く徹底っぷりで、互いに共存できない理由ばかり増やして主人公達をどうしたいんだ。
— 日生@ユナイトだ! (@hinase_hoshi) December 14, 2020
ジャンプ感想 2021年2号
ぼくらの血盟
これっていわゆる「町を守る良いやくざ(ニセコイ)」だけど、人間に配る食料や豪華な館とかどうやって手に入れたの?みかじめ料?この漫画の吸血鬼をヤクザとして考えれば共存とか穏健派とかの不可解さを理解できそう。— 星願 (@nijinokaitai) December 14, 2020
ぼくらの血盟15話ネタバレまとめ
悲しい過去もあった盛り上がる展開のはずですが、それぞれのキャラクターの言動がおかしすぎて話に入り込めない状態になっています。
特に廻峯の言動は全く理解出来ないレベルでしたし、ここをもう少し上手くやっていれば多少は違う感想になるのですが・・・。
バトル部分も緊張感がない油断しまくりのバトルになっていますし、過去の悲しいエピソードも気になる点が多数あります。
抑止力が積極的に吸血鬼を殺しに来ているのは意味不明ですし、人間、吸血鬼、抑止力のそれぞれが愚かというどうしようもない展開になっています。
ラストはちょっとだけ感動的な展開に持っていこうとしていましたが、子供殺しがあるので廻峯が許されるはずもありません。
それだけにここからどうまとめていくのかある意味気になりますね。
次回の『ぼくらの血盟』第16話を楽しみに待ちましょう!