週刊少年ジャンプの人気漫画『ふたりの太星』最新話13話のネタバレと感想考察、展開予想です。
天童世代と呼ばれる4人はそれぞれが違う形で天童太星と出会い、そしてその強さに怖れ、嫉妬し、そして憧れた。
しかし居玉を貫く今の星の将棋はそんな彼らの思いを裏切るようなもので、星の相手である五月女にすれば馬鹿にされているようなもの。
そんな五月女は居玉を崩す戦法で勝負に出ますが、星は自分だけの自由な発想で守りに入らず五月女を攻めていきます。
二人の対局の結末は!?
それでは、気になる『ふたりの太星』最新話13話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
前回の『ふたりの太星』はこちら!
Contents
ふたりの太星13話ネタバレ:前回12話感想考察
天童世代と天童太星の関係、そして星と五月女ユアの対局が描かれた今回。
前回豪月は天童世代という名前を否定していましたが、彼等にとっては天童太星は目の上のたんこぶでありながらも憧れるような非常に大きな存在だったようですね。
それぞれが自分の将棋に絶対的な自信を持っていたはずで、それを打ち砕かれた彼等の衝撃はとんでもないものだったのでしょう。
だからこそ何故か居玉にこだわって危うい戦いをする星の事を許せないようです。
しかしそんな彼等の事など知らない星は自分のこだわりを貫いていました。
居玉のメリットは、やはり守りに手をかけない分の圧倒的な攻撃スピードでしたね。
とはいえそれだと負ける時は惨敗してしまいそうな気もしますが。
事実として、直前に名人に目隠し将棋でボロ負けしていますし。
最後もまともに使えていない状態の飛車を守るのではなく、まるで違う所から攻めていった星。
飛車がなくても攻めきれるという判断なのでしょう。
対する五月女ですが、あんまり強い感じがしませんね。
データを外された事が大きいのかもしれませんが、ここまで全勝している彼女の強さも感じさせてほしい所です。
このまま攻め将棋一本で星が勝ち進んでいけるのか注目ですね。
ふたりの太星13話ネタバレ
『ふたりの太星』13話
「ALL CLEAR」のネタバレが下記となります!
太と戦ってる気が
飛車を捨ててまで攻撃の手を繰り出した星。
まさかのタイミングでの攻めを受けた五月女は、以前太に言われた言葉を思い出します。
動揺していた五月女の対局を見ようと既に対局を終えた天童世代の3人は盤面を覗き込みます。
その局面は3人からしても一瞬ではどちらが良いのか判断が難しい状態。
とはいえ、難しいと感じていたのは対局している星も一緒。
流石に五月女は早指しで倒せるような相手ではなく、既に持ち時間も少なくなっている状態。
正確な指し手の五月女に、星は太の姿を重ねて戦っていました。
もう一人の誰かの存在
幼い頃に自分の中にもう一人の誰かがいる事に気付いた星。
同じ体を共有する太からのメッセージがノートに残されていました。
しかしそれを無視する星。
そしてまた誰かの一日の続きが始まっていきます。
昼の時間を知らない星は、それが誰かもわからないままに。
目覚めた星の隣には、一手だけ指された将棋盤が残されていました。
そこから二人の将棋が始まっていきます。
星は毎日一手ずつ将棋を指していく中で自分の中にいる太を知っていったのです。
太に入れ替わる
指し進める中でようやく勝ち筋を見つけた星。
将棋盤に手を伸ばしますが、そこで星の意識はぼやけていきます。
急に動きを止めた天童太星に戸惑う一同。
そこで堂々巡は外を眺めて気付きます。
そして一瞬の眠りの後で、目が覚めたのは太。
太は目の前に将棋盤を見て、自分が置かれている状況を瞬時に理解するのでした。
星の将棋
目の前にいるのが五月女である事から、星も手こずっていた事を理解した太。
そして今やるべき事は、星の将棋を自分が理解出来るかどうか。
しかし流石の太でも一瞬ではこの局面を理解出来ず。
残り時間がほとんど残っていない状況で次の手を読む太。
太は必死に次の一手を考えます。
しかしその考えが間違っている事にすぐに太は気付きます。
ここで考えるべきなのは、星であればどう指すかだと。
幼い頃、自分がノートに何かを書いても反応してくれなかったもう一人の誰か。
頬には傷が出来ていて、何故か押し入れで寝ている。
もう一人の誰かは疑問ばかりを残して答えをくれない。
しかし横に置いてある将棋盤にだけは変化が。
話がしたいという太の思いに応えるかのように次の一手が指されていました。
そこから長い時間をかけてずっと将棋を指して、将棋盤の上で会話をしてきた二人。
だからこそ太には星が指すであろう一手を見つける事が出来ました。
その一手は居玉に戻す一手で、先程までの攻めの手とはまるで逆の受けの一手。
理解不能な棋譜
太の指した一手に驚いたのは天童世代の豪月。
無茶な攻めを仕掛けていたはずが、まさかのタイミングで受けに回った指し回しに衝撃を覚えます。
対局中の五月女は理解できない太の一手を無視して攻めの一手を指します。
しかしその一手を指した瞬間、自分の中のデータに消したはずの天童と和泉の棋譜が蘇ります。
それは自分には理解不能で自分の頭自体に支障をきたすもの。
自分でもコントロール出来ない事態に混乱する五月女に対して、太はトドメの一撃を指していきます。
自陣に打ち込まれた飛車を見て、自分の将棋観すらも破壊された五月女。
絞り出すように負けを告げるのでした。
今から一局
五月女の敗北を近くで見ていた豪月。
天童太星の将棋と一番相性が良いと思っていた五月女の将棋。
しかしデータにない手を指された場合、五月女のデータ将棋は途端に相性が悪くなると感じていました。
メンタルまで完全に壊された五月女をよそに、豪月は太に勝負を挑みます。
豪月の言葉に対して答える太。
太は最後の数手を指す中で恐ろしい程の早さで強くなっていく星を感じていたのでした。
対局を終えた太の前に突如姿を現したのは名人の不破。
突然の名人の登場に流石に驚く一同。
笑いながら部屋を出ていこうとする名人。
しかしその言葉が聞き捨てならなかった太。
太にしてみれば、この将棋を指していた星の方が、かつて指していた自分よりも強いと言われているようなもの。
思わず名人に挑戦状を叩きつける太。
名人はそんな太に対して乗り気に応えるのでした。
ふたりの太星13話ネタバレ展開予想
ここからは、『ふたりの太星』最新話13話、そして14話以降で起こりうる展開を予想をしたものを載せていきます!
星の攻撃的将棋で勝利を掴む!?
今回のラスト、飛車という攻撃力の高い駒を見捨てて違う所から攻撃していった星。
そうであるからには飛車がなくても仕留めきれると思っているはずです。
実際にこの局面でどちらが有利なのかはわかりません。
しかし星は持ち駒も豊富なので、五月女がここで対応を間違えれば一気に詰ます事が出来るのかもしれませんね。
五月女としても自分で飛車を攻めていった以上、後には引けない形となって、対応を誤る事になるのではないでしょうか。
そして自分の知らない将棋をしてくる星を認める流れになるような気がします。
一番のライバルは堂々巡!?
今回天童世代それぞれの天童太星との出会いが描かれました。
おそらく自分が一番だと感じていた彼らにとって天童太星は未知の存在だったのでしょう。
しかしそれぞれが敗北を喫したその時、驚愕の表情を皆が浮かべる中で一人だけ笑顔でいたのが堂々巡。
今まで知らなかった強敵と出会えた事が嬉しくて仕方ないという感じだったのでしょう。
そんな彼は体が弱いようで、外の世界で生きられず将棋の世界に救いを求めたようなイメージ。
何もかも捨てて将棋だけに特化しているような恐さを感じます。
今の所五月女と同様に無敗の彼が星にとっても最大のライバルとなるのではないでしょうか。
ふたりの太星13話ネタバレまとめ
天童世代と天童太星の出会い、そして星と五月女ユアの対局が描かれた今回。
それぞれがこの世代でトップクラスの実力がありながらも、年下の天童太星に既に敗れている。
その時から皆にとって天童太星が特別な存在になっていたというのが面白い所です。
そんな天童世代の一人を相手にして、彼らが思う天童太星としての将棋ではなく、自分の将棋を貫く星。
このまま星の攻め将棋で勝利を収める事が出来るのか、それとも五月女がここから反撃していくのか?
どういう形で決着を迎えるのかに注目ですね。
次回の『ふたりの太星』第14話を楽しみに待ちましょう!