『呪術廻戦』で加茂憲倫が仕組んだデスゲームの「死滅回游」
呪術廻戦144話でルールはあかされたもののまだ全容は判明していません。とりあえず凄まじく危険なデスゲームになっている事は間違いありません。
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このゲームのルールのようなものが143話で説明されていたのですが、これがまた非常にわかりづらいものになっていました。
おそらく意図的にわかりづらく説明されていて、どうやればゲームをクリア出来るかの設定があるかどうかも謎のままなんですよね。
今回はそんな複雑そうな「死滅回游」について考えていきたいと思います!
Contents
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:参加者は誰???
渋谷事変のラストで、1000万体をも超える呪霊を放ってしまった偽夏油。
それによって東京23区はほぼ壊滅状態という最悪の事態になってしまいました。
そんな最悪過ぎる状況の中で始まろうとしているデスゲームの死滅回游。
かなり複雑というか分かりづらいルールになっているので、一つずつ確認していきましょう。
参加者となるのは偽夏油によってマーキングされた人間達。
虎杖のように呪物を取り込ませた者や、術式を持っているものの脳の構造は非術師の者。
偽夏油は彼らの事を、1000人の悪意を持った虎杖悠仁だと表現していました。
それだけでも完全に地獄のような状況を想像してしまいますが、これはあくまでも基本的な参加者。
参加者に選ばれていない者達も、死滅回游の結界の中に侵入した時点で参加した事になるようです。
なので虎杖や伏黒なんかは参加者となってしまった伏黒津美紀を救うために自分達から進んで参加しなければならないんですね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:参加しないと大変な事に!?
こんな悪党が仕組んだゲームになんか参加しなければ良いのではないか?
と、そんな風にも思ってしまうのですが、当然そんな簡単な話ではありません。
その辺りについてもルールとして明言されているんですよね。
泳者と呼ばれる参加者達は術式覚醒後、つまり渋谷事変の最後で偽夏油が彼らのスイッチを入れた時から19日以内に任意の場所で参加を宣誓しなければならないとルールには書かれています。
そしてそのルールに違反したものは術式を剥奪されるとも。
術式が剥奪されるだけならそれほど困る訳ではないとも考えられますが、そもそも東京近郊は全て隔離されたような状態。
もはや魔境としか言えないようなそんな場所で戦う力を失う事は死を意味すると言えなくもないでしょう。
とはいえ当然それでも逃げようとする人もいそうですが、偽夏油がそれを許してくれるとも思えません。
今回のルールでは術式剥奪以上の厳しいルールは明言されていませんが、命に関わるような裏ルールなんかが隠されていそうな気がします。
それだけにやはり参加しないとどうにもならないのではないかと思われます。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:参加者がやるべき事は??
名前からして既に危なそうな死滅回游。
これは偽夏油こと加茂憲倫が仕組んだデスゲームという事で、基本的にはバトルロイヤル的なルールになっています。
参加者は他の参加者の生命を絶つ事でポイントを獲得。
ポイントは泳者の生命に懸けられた価値を指していて、基本的に術師が5点で非術師が1点となっています。
当然ながらこのポイントを貯めていく事が参加者の目的となっていく訳ですね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:ルールの追加が鍵を握る!?
他者の生命を奪う事でポイントを獲得していくという正にデスゲームな死滅回游。
しかし現在明かされているルールの中には、何点獲得すればクリアだとかゲームを抜けられるだとかは書かれていません。
それでは何のためにポイントを集めるんだよと思ってしまいますよね。
ルールによると、参加者は100ポイントを消費する事で管理者(ゲームマスター)と交渉して死滅回游にルールを一つ追加する事が出来るのだそう。
追加するルールは死滅回游を永続させていくのに著しく障る場合でない限りは基本的には認められるとの事。
ゲームのクリア方法が書いていない以上、このルールの追加こそが参加者にとっては希望となるものでしょう。
単純に100点取った事で自分が抜けられれば良いのですが、それもちょっと怪しい気がしますよね。
そもそもルールには永続という言葉も書かれていて、死滅回游はずっと続けていきたい様子ですし。
とはいえ参加者が縋るのはルールを追加する事だけ。
それだけになんとしてでも生き残りたい者達は100点目指してバトルロイヤルで積極的に他者の生命を奪いに来るのでしょうね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:死滅回游自体の狙いとは!?
非常に趣味の悪いデスゲームという感じの死滅回游。
しかしこんなデスゲームを何故偽夏油こと加茂憲倫がやろうとしているのかが気になりますよね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:死滅回游は壮大過ぎる実験???
術師でありながら学者肌というかマッドサイエンティスト的な一面を持っていた偽夏油。
加茂憲倫として生きていた頃には呪胎九相図を生み出し、加茂憲倫の名を史上最悪の術師として残している程です。
渋谷事変ラストの九十九由基との会話の中では、人類の未来は呪力の最適化だと彼は語っていました。
とはいえそれは別に呪霊のいない世界を作り出したいという高尚なものではなく、あくまでも人間の可能性を知りたかっただけという感じです。
呪力を持った人間の可能性に興味を持っていて、九相図兄弟もその興味が作り上げたもの。
しかし彼自身、自分から生まれるものは自分の可能性を超えられないと感じていました。
だからこそ自分が作るのは自分の手から離れた混沌だったのだと結論付ける事に。
その混沌というのが正に今回の「死滅回游」というデスゲームだった訳ですね。
1000万体以上の呪霊達で東京一帯を地獄に変え、その地獄の中で用意しておいた1000人の悪意を持った虎杖悠仁(のような奴ら)を争わせる。
それによって自分の手では生み出す事の出来ない新たな可能性が生まれるかもしれないと偽夏油は考えているのでしょう。
当然ここには虎杖や乙骨などの呪術師達も参戦してくる訳で、それらも全て偽夏油の計算の上なのだと思われます。
偽夏油にとって死滅回游は1000年もかけた壮大な実験のようなものなのでしょう。
既に呪術全盛の平安の世が再び訪れているような状態になっていますが、偽夏油はこの状況で何が生まれるのかを興味津々で見守っているのかもしれませんね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:呪力の最適化とは?
特級術師の九十九由基との会話の中で、人類の未来(ネクストステージ)について語っていた偽夏油。
九十九は呪力からの脱却だと考えていたのに対し、偽夏油は呪力の最適化だと考えていました。
かつてはどちらのプランも考えていた九十九ですが、現在では最適化プランには大きな穴があると指摘していました。
『呪術廻戦』の世界では日本に比べて海外では呪術師や呪霊の発生が極端に少ないのだそう。
そして最適化プランには天元の結界が必要不可欠になってくるはず。
天元を利用するという事は、呪力が最適化されて術師となるのは日本の人間に限定されるという事。
それはつまり呪力というエネルギーを日本が独占する事であり、そうなってしまえばアメリカや中東諸国が黙っているはずもない。
生身の人間がエネルギー源となる以上、それを狙った争いが生まれてしまうだろうと九十九は考えていました。
つまり日本の人間が呪力の最適化をされて呪術師となったとしても、それで世界が平和になる訳でもなんでもないんですね。
呪霊は生まれなくなるかもしれなくとも、人間同士の争いはむしろどんどん酷くなってしまうという事なのでしょう。
偽夏油が呪力の最適化を考えるのは、最適化によって更に世界が混沌としていく様子が見たいだけなのかもしれませんね。
呪術廻戦死滅回游のルールと目的考察:まとめ
かなり複雑な感じで説明されていた死滅回游。
しかし実際にはそれほど難しいという訳ではなく、あえて面倒くさいと思わせるような演出だったようにも思えます。
とはいえこのデスゲームをクリア出来るのかどうかはルールに書かれていませんし、どこまでも管理者が有利という感じです。
偽夏油にとってはどう転んでも面白いという状況だと思いますが、そんな中で虎杖達が死滅回游にどう挑んでいくのか注目ですね!