週刊少年ジャンプの人気漫画『呪術廻戦』最新話73話のネタバレと感想考察、展開予想です。
策略を巡らした上で完全に五条悟を攻略した伏黒。
一方で天内と共に天元様の元へと向かっていた夏油は、天内に同化するのではなく引き返して一緒に帰る道を提示します。
皆ともっと一緒にいたいという本当の気持ちを吐き出した天内に手を差し伸べる夏油でしたが、そんな天内の脳天を伏黒の撃った弾丸が貫きます。
仲間を殺された夏油は伏黒を倒せるのでしょうか!?
それでは、気になる『呪術廻戦』最新話73話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください。
Contents
呪術廻戦73話ネタバレ:前回72話感想考察
衝撃の展開が続いた今回。
久しぶりに漫画を読んでいて息が詰まるような感覚に襲われました。
前回の時点で勝負ありという状況に追い込まれていた五条。
しかしそれでも五条であればこの後まだ何かあるのではないか。
そんな風に考えていたりもしました。
しかし伏黒の徹底ぶりはそんな甘い考えを吹き飛ばしてくれました。
ただひたすらに徹底して相手を殺す動きをしていましたよね。
完全にプロフェッショナルといった感じで、恐ろしさを感じる程でした。
完全に死んだとしか思えない五条。
しかしこれは過去編ですし、五条が生きているのは確定のはずです。
どうやってここから生き残ったのか疑問ですし、もしかすると現代の五条の体には何か命に関わる秘密があるのではと思ってしまいましたね。
そして感動的な天内と黒井の別れのシーン。
家族のような二人ですから、やっぱり悲しいものがあります。
そしてそんな天内に対してもう一つの選択肢を用意していた夏油。
天内に会う前からそう決めていた五条と夏油はやっぱり格好良いですよね。
以前五条が自分達を「最強」だと言っていましたが、ここへ来て夏油も同じように「最強」だと言う流れも素晴らしく良かったです。
そして新たな選択肢に戸惑いながらも、正直な気持ちを吐き出した天内。
もっと皆と一緒にいたいと思えたのは、もしかすると五条や夏油のおかげなのではないでしょうか。
最後の沖縄での日々は天内に大きな影響を与えたのかもしれません。
大きな未練を残してしまったとも言えるかもですが。
そしてここまでは物語的に最高の展開だったのですが、読者は五条が敗れた事を知っています。
なのでこの瞬間も良いシーンだと思いながらも、嫌な雰囲気を感じていました。
その答えは次のページで最悪の形となって襲ってきました。
天内は過去編からの登場人物で、そこまでめちゃめちゃ感情移入している訳ではなかったと思いますが、このシーンは読んでいて非常に辛かったです。
やっぱり沖縄での楽しそうな姿を見ている事が大きかったのではないでしょうか。
そして読者にそれだけのダメージを与えながらも、何事もなかったように振る舞う伏黒。
本当にただ単に仕事をしただけのようで、その異常性を感じさせます。
五条が負けることなんてまるで考えていなかった夏油のショックな感じも辛いですが、その後の切り替えも凄かったです。
読者的には当然ながら夏油を応援しますが、相手は五条を仕留めてもなお余裕そうな伏黒です。
夏油も相当な強さを持っているはずですが、何となく分が悪そうですよね。
もしかすると次回も衝撃的な展開が待っていそうで、非常に恐いのですが、同時に物凄く楽しみです。
呪術廻戦73話ネタバレ
『呪術廻戦』73話
「懐玉-玖-」のネタバレが下記となります!
透明人間
五条を倒し、手にした銃によって天内を殺した伏黒。
そんな伏黒に殺意を持って向かい合う夏油。
しかしそんな状況でありながらも、伏黒はまるで何事もないかのように一人で語り始めます。
夏油達がやってきた薨星宮は隠す結界に覆われていて、そのため見張りは置く意味がない。
そのため扉の位置さえわかってしまえばあとは簡単。
この時期は術師が忙しくなる時期で、更に外には自らがばら撒いた蠅頭があふれていて混乱している状態。
自虐とも取れるような伏黒の言葉。
しかしそんな伏黒であっても呪具を持ってしまえば呪具が放つ呪力によって、透明人間ではなくなってしまう。
そこまで語った所で自らの操る巨大な龍の呪霊で攻撃を仕掛ける夏油。
しかし伏黒はその一撃も軽々と避けると話の続きを始めます。
伏黒は物を格納出来る呪霊を飼っていて、呪具はそっちにいれて持ち歩いている。
当然そうなれば今度は呪霊の呪力で透明では無くなってしまう。
だからこそ呪霊に自らの体を格納させる事でサイズを落として、それを自分の腹の中にしまう。
透明人間は臓物まで透明で、それによって伏黒は呪具を携帯したまま結界の素通りを可能にしていたのです。
五条を後ろから突き刺した時に呪具を使用しなかったのも、透明人間のまま奇襲する必要があったから。
そこまで話を聞いていた夏油でしたが、そこで伏黒の言葉を止めます。
夏油の呪霊
伏黒が延々と自らについて話し続けていたのは、術師と同じく情報の開示が能力の底上げになっているため。
しかし夏油にとってはそんなことはどうでもいい事でした。
夏油が知りたかったのは、伏黒が何の痕跡も残していないはずの薨星宮への道をどうやって見つけたのかということ。
毛ほども残穢を残さなかったという自信を持っていた夏油。
しかし伏黒は呪力の残穢だけでなく、人間が残す臭跡や足跡をも感じ取れる程に天与呪縛による五感の底上げを受けていたのでした。
もう一つの質問に伏黒はあっさり答えます。
そこで完全にキレた夏油。
再び龍の呪霊で攻撃を仕掛けていきます。
しかしそんな龍を真っ二つに切り裂く伏黒。
その呪霊は手持ちの呪霊で最高硬度を持つ虹龍だっただけに驚きを隠せない夏油。
そんな夏油に対して伏黒はバカにして答えるのでした。
仮想怨霊
虹龍を撃破してそのまま夏油を狙おうとする伏黒。
しかしその瞬間、周りを簡易領域が包み込みます。
伏黒の後ろに現れたのは口裂け女のような呪霊。
それが質問に答えるまでお互いに不可侵を強制する簡易領域を発動していたのでした。
口裂け女の質問に対して少しだけ考えた伏黒は答えます。
その瞬間口裂け女の手には握りハサミが現れます。
そして伏黒の耳の周りからは血が。
口裂け女が実体化させた巨大な握りハサミは耳や手首を切り落とそうとセットされていました。
そんな状況ながらも余裕の伏黒。
簡易領域が消えると同時に呪霊から取り出した天逆鉾によって、周りのハサミを全て払っていきます。
しかしそのタイミングで自ら距離を詰めていた夏油。
伏黒の背後から襲いかかりますが、伏黒はそれを読んでいました。
つまらなさそうに語る伏黒に対して、夏油は返します。
夏油の狙い
伏黒の後ろに立った夏油。
しかし伏黒の狙いは伏黒本人ではなく、伏黒と共にいる呪霊の方。
夏油の使う呪霊操術は、降伏した呪霊を取り込んで操る術式。
しかし階級に換算して2級以上の差があれば、降伏させずとも強引に取り込む事が出来るもの。
伏黒の呪霊は能力は特殊ながらも強くはない。
取り込んでしまえば伏黒の武器庫を押さえる事が出来る。
そうなれば呪霊での物量でのゴリ押しで勝てる。
そこまで考えての夏油の狙い。
しかしその狙いは外れ、呪霊は操ろうとした夏油の腕を弾きます。
そして呪霊から取り出した武器を手にした伏黒は、思惑の外れた夏油と口裂け女をまとめて切り裂いていくのでした。
恵まれた存在
完全に伏黒の攻撃を食らった夏油。
そしてさらに体術での追撃によってふっ飛ばされます。
一人でつぶやく伏黒。
呪霊操術を使う夏油を殺してしまえば、夏油が取り込んでいた呪霊がどうなるかわからない。
この場でこれ以上面倒事は避けたい伏黒は、あえて夏油を殺さずにいたのです。
すると伏黒は夏油の顔を踏みつけます。
五条も夏油も圧倒した伏黒は、自分が発した言葉で何かに気付きます。
完全に壊滅状態となった一行。
しかし完全に殺されたかに見えた五条の手は僅かに動いていました。
呪術廻戦73話ネタバレ展開予想
ここからは、『呪術廻戦』最新話73話、そして74話以降で起こりうる展開を予想をしたものを載せていきます!
夏油VS伏黒の結末は!?
五条もやられて、天内まで殺されてしまった夏油。
完全にブチ切れていますが、相手は最強のフィジカルを持った伏黒。
そう簡単に倒せるような相手ではないでしょう。
とはいえ完全に疲労状態だった五条とは違い、夏油はおそらく万全の状態。
更に夏油は接近戦も十分な実力があり、呪霊でのフォローもありますので遠距離でも戦えるでしょう。
なので驚異的な伏黒のスピードに対応さえ出来れば、もしかすると五条よりも相性は良さそうです。
伏黒も夏油の対策はしていても、夏油に関しては特に対策などはしていないでしょう。
なので夏油が勝利出来る可能性も十分にあるのかと思います。
とはいえ伏黒も簡単にやられるとは思えませんし、そもそも既に任務を達成しているので、これ以上戦う必要さえもないのかもしれませんが。
五条の生死の行方は!?
やはり気になるのが、今回完全に伏黒に殺されたであろう五条。
しかしこれは当然ながら過去編であって、五条は現在普通に生きています。
つまりこの完全に死んでいるような状態から何らかの方法で復活したはずなのです。
とはいえ、ここからどうやって復活するのかは謎が多そうです。
五条は特別な力を持った存在ですし、その特別な要素によって生き返ったりしたのか、それとも全く別の力による回復効果で生き返ったのか。
もしかすると現在の五条はそもそも生きている訳ではない・・・なんて可能性も少しはありそうですよね。
呪力によって動いているだけの存在だとか、重要そうな瞳が五条の本体みたいなものだとか。
登場したきり出番のない家入硝子の登場なんかも考えられるかもしれませんね。
天内と天元様の同化はどうなる!?
今回の任務である天元様と星漿体の同化。
天内は死の間際に同化しない道を選択しましたが、直後に殺されてしまった訳です。
考えられる最悪の結末ではありますが、果たしてこの先この問題をどうやってクリアしていくのでしょうか?
そもそもの問題として、天元様に必要なものは生きている星漿体の少女なのかも気になります。
もしかすると、死んでしまった天内とでも同化出来たりするのではないでしょうか。
なのでこの戦いがどうなったとしても、天内を狙う伏黒にとっては成功で、天内を守る五条と夏油にとっても成功となるパターンもあり得るかもしれません。
しかし天内が死んでいたため、天元様としても完璧な状態ではない。
なんて事も考えられそうです。
呪術廻戦73話ネタバレまとめ
五条悟の死や、伏黒父の凶悪さ、そして天内への皆の愛など見所が沢山あった今回。
しかしやはり全てを持っていったのは天内までも手にかけた伏黒父。
存在自体は確認されていたものの、登場したのは過去編からであるにも関わらず、ここまで魅力のある悪役になったのも凄いですよね。
まだ若かったとはいえ、策略を巡らした上で五条に完勝するのだから恐ろしすぎます。
過去編で彼がどういう結末を迎えるのかわかりませんが、生きているのであれば現代編にも登場して、息子である伏黒恵と関わって来てほしいものです。
そして過去編では五条と共にというか、五条以上に主人公感のある夏油。
五条悟をも倒してそれでなお余裕綽々の伏黒父とどうやって戦っていくのか注目ですね。
今回も凄まじい展開でしたが、次回はそれ以上の衝撃が待ち受けているのかもしれません!
次回の『呪術廻戦』第74話を楽しみに待ちましょう!