『キングダム』朱海平原の戦い最終日において、馬南慈と挟撃を仕掛けてきた傅抵。
馬南慈は実力を大いに発揮しているものの、傅抵についてはまだ『キングダム』中でもそこまで表立った戦いが見えていない。
過去にまともに武力が見えたのは、秦国が滅亡手前までいった合従軍との戦い。
蕞の城壁の上で竜川や田有を斬り伏せた実力を持っていた。
そして、当時の傅抵は既に三千人将で信をも上回っている。
では今の傅抵の実力はどれくらいなのか?
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傅抵は羌瘣並の強さ?:信より先に出世
信は函谷関戦の後で三千人将を命じられた。
一方傅抵は登場時からすでに三千人将。
秦国と出世のペースは違うだろうが、傅抵の方が先に昇格していたことは明らか。
その実力は、李牧の側近になるにふさわしく、潜在能力も深いものを併せ持っているのだろう。
傅抵は大きな矛を持つ信のようなタイプではない。
カイネと同様に、小さな剣での戦い。
近い存在として羌瘣がいるが、羌瘣ほどの実力を持っているのだろうか。
傅抵は羌瘣並の強さ?:その実力とは
蕞の壁上での戦いで初めて傅抵の強さが判明する。
登場して即座に竜川を斬り伏せ、次いで田有をも斬ってしまう。
信もすぐに対峙するも、傅抵の剣技の速さからその実力を羌瘣に匹敵するほどだと感じ取っていた。
この戦いで羌瘣の言葉を思い出す信。
早さを巧妙に使う達人は誘いを仕掛けてくる、と。
傅抵の実力は信よりも若干下
この言葉を思い出したことで信は、傅抵の誘い込む剣に乗ることなく傅抵を吹き飛ばすことに成功する。
しかし思い出さなければ逆に信の方がやられていただろう。
輪虎を討ち取ったと言う信だったが、傅抵の悪い癖が出ていた戦い。
相手の力量を少し見くびっていたのかもしれない。
実力者であることには間違いないが、戦局を見極める力はまだ足りないと言える。
傅抵と羌瘣はどちらが強い?
もし、趙滅亡後に嘉と逃げ出すのがカイネと傅抵であった場合は、最終的に羌瘣よりも強くなる可能性がある。
逆に、趙の滅亡を最後に討ち死にすることになるなら、羌瘣より強いかは微妙なところ。
それでも、剣術のレベルはカイネよりも上。
羌瘣の神落としにも迫る勢いとなるのは確実。
最終的に傅抵と戦うのが信となるのか、羌瘣となるのか、もしかしたら王翦軍の元に向かう王賁の可能性もある。
場合によっては、桓騎が討たれる戦でカイネと傅抵が大きく躍進する場面が見える可能性も。
傅抵は三大天の最後の一席を狙う:信と同じタイプ
輪虎を倒した信に対し、廉頗の片腕である輪虎になど興味はないと言い捨てる傅抵。
傅抵はこのとき、三大天の最後の一席を手にする男だと自信をもって言っていた。
正に信と同じく、自らで目指す者の名を刻み込み、進んでいくタイプ。
蕞の段階では、三千将だった傅抵。
天下の大将軍を目指すと言う信よりも、ある意味においては道に近い存在。
この言葉からもわかるように、秦国の信と趙国の傅抵とで対比構造になっている。
おそらくは李牧から、非常に大きな期待をかけられて成長しているのだろう。
傅抵の史実上の活躍は?
傅抵と言うのは、司馬遷が書いた史記にも登場し、実在の人物である事はほぼ間違いない。
しかし、史記に一行しか記録がなく、どのような活躍をしたのかは不明。
それは悼襄王に登用され、将軍に成ることだけは分かっているものの、戦の記述に対しても登場はほとんどない。
そのため、『キングダム』では李牧の側近として描かれているのだろう。
そして史実では、悼襄王に平邑への配属を命じられている。
将軍になったのは函谷関の戦の翌年。
『キングダム』でもその戦から将軍職になった可能性はあるも、李牧が主軸となって失敗した戦なので、そこで側近が出生するというのは少しおかしな話。
そのため『キングダム』の傅抵は、史実とは違う完全オリジナルで描かれていくだろう。
傅抵は羌瘣並の強さ?信より先に出世した三千人将の実力と史実での出来事のまとめ
趙国を支える若き武将である傅抵。
朱海平原の戦いでも李牧の行いを信じ切り、馬南慈と共に王翦軍を挟撃!
真正面から戦いに挑んでいる様が描かれている。
戦ごとに進化していく傅抵のこれからの成長に目が離せない!