『キングダム』611話で、ついに尭雲が沈み、秦軍右翼が趙軍左翼を破りました。
那貴の一族を筆頭にして飛信隊が李牧中央へと攻めることに!
しかし、李牧はこうなると予測しており、秦軍右翼から中央に出るルートに金毛軍を忍ばせている作戦を取っていたのです。
ただ、金毛軍だけではまだ不安もあるでしょう。
それでも強気でいる李牧。その裏には何らかの思惑があるはずです。
おそらくは朱海平原の戦い14日目の夜に秦軍左翼を襲った龐煖が関係してくるとは思うのですが…。
Contents
飛信隊は李牧中央へ
秦軍右翼が趙軍左翼への勝利が決まった際、河了貂は既に李牧中央へ向けて那貴の一族を送っていました。
ただ、那貴隊は途中で張っていた金毛軍に一部やられてしまうことに。
そのまま一直線に向かえばいち早く李牧軍に届くはずの那貴隊。
しかし、あまりにもその先のルートが空き過ぎていて、これは罠があるはずと、一度右に逃げる選択を取ります。
本体に罠があると知らせるために。
李牧は更なる罠を?
那貴隊の毎回の有効な動きによって、今回も飛信隊は即座に敵がいるという罠に気づくことができ、金毛軍への対処を取ることができました。
これまでの実績から、金毛軍にやられるということは飛信隊にはないでしょう。
ただ、李牧が強気な理由が「金毛軍の配置だけ」ということであれば、少し不安を感じるのは読者の皆さんもそうではないでしょうか。
あの知略と武力に秀でた李牧が、王翦中央をも拮抗させた李牧が、秦軍右翼の突撃に当たってはたったの「金毛軍」だけの配置!?
それはさすがに…甘く見られすぎですし、李牧らしくはないですよね。
おそらく、別の作戦を考えているのではと?
その一つが龐煖の存在なのではないでしょうか!
龐煖が対信を望んで潜む
朱海平原14日目の夜、突如秦軍左翼に現れた龐煖。
その暴虐ぶりに蒙恬じぃを始め、多くの兵士が討たれてしまうという結果になりました。
その後、森の中に消えた龐煖は、今のところまだ姿を見せていません。
流石にそのままどこかに帰ってしまうということはないでしょうし、この朱海平原の戦い15日目もどこかで存在感を発揮するはずです。
王騎も麃公も龐煖にやられた
あの王騎将軍も麃公将軍も、龐煖によってやられてしまう形となりました。
王騎は龐煖との一騎打ちによって死亡。
その戦いを間接的に作り上げたのが李牧でした。
そして麃公も、李牧の前まで辿り着くことができながらも、あと一歩及ばずというところで、龐煖の圧倒的な武によって死亡してしまいます。
ここでも李牧が策を担ったことで、龐煖との対決が実現しているのです。
つまり、ある程度龐煖と李牧とは組んで動いている。
そして今回の朱海平原の戦い最終日においても、李牧が龐煖をどこかに使わす可能性は高いと読んでいます。
飛信隊VS金毛軍に割り込む龐煖
金毛軍としても、もともと慶舎の軍勢であるため、慶舎を討ち取った飛信隊への報復というのは大きいものがあるでしょう。
しかし、更に強い気持ちでいるのはやはり龐煖。
信を狙って襲い掛かってくると予想しています。
龐煖が現れたというのは信たちの下にも情報が届いています。
それを知った羌瘣が、おそらく龐煖が狙っているのは信だと予想。
そのため、仮に今金毛軍と戦っているところに龐煖が現れたとしたら、龐煖対信となるであろうことは言うまでもないので、その戦いを邪魔されないように、羌瘣が中心となって金毛軍と戦うことになるのではないでしょうか。
金毛VS羌瘣
龐煖VS信
この一騎打ちが実現する可能性が高いでしょう!
614話判明した王翦軍への挟撃
更に李牧は敵陣王翦軍をも潰すための作戦を傅抵に伝えていました!
それが、軍の態勢を立て直した馬南慈軍と共に、王翦軍へ挟撃を仕掛けること!
傅抵が真正面から王翦軍を攻め、右横腹から馬南慈軍がさらに攻めて挟撃となる!
これはさすがに読むことができなかったようで、王翦軍本陣は驚愕していました。
王翦も何か策を練っているようにも思えますが…?
飛信隊は李牧本陣を攻めているため、戻ることはできません。
これは、玉鳳隊に再び立ち上がってもらって、秦軍として王翦軍と共に馬南慈軍を挟撃返しすることになるか?
李牧の金毛以外の作戦は王翦軍挟撃と龐煖登場のまとめ
いよいよ秦軍右翼が李牧中央へと攻めていく展開となっていますが、まだ気は抜けない状況。
李牧が金毛軍以外にも様々な一手を潜めている可能性が十分にあります。
その一つが、朱海平原の戦い14日目の夜に秦軍左翼を襲った龐煖の存在。
果たして龐煖は何を目的に動いているのか?
そして信との戦いは実現するのでしょうか?