週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話26話のネタバレと感想、展開考察です!
自らの実弟である直義に鎌倉の守りを任せていた尊氏。
二人は仲の良い兄弟だったものの、直義は尊氏が人間離れした力を得ている事に気づいていて、そんな兄弟と時行の戦いまで残り1年半となっていました。
時行は頼重から不可思議な力や神力についての話を聞くことになるも、頼重は時代の変革期を遊び倒すのだと笑いかけるのでした。
次なる時行の戦いとは!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話26話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君26話ネタバレ
『逃げ上手の若君』26話
「国司1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君26話ネタバレ:二毛作の季節と悪徳国司
信濃の野山を郎党達と共に歩く時行。
米が終わった冬の田んぼで人々が麦を育てていた事に気づきます。
それは最近流行りの二毛作であり、裏作の麦は年貢を取らない約束という事で人々も嬉しそうに収穫をしている状態。
それだけに時行は今は信濃中の民皆が笑顔だろうかと思いを馳せる事に。
しかしそんな時行の思いとは裏腹に、北信濃では二毛作狩りだと暴れまわる男の姿が。
二毛作の麦は年貢に取らない約束だと人々は呼びかけるも、北条に尻尾を振っていた罪人達にはミミズ一匹さえも所有権はないと男は言い切ります。
そんな光景を愉快そうに見えていたのはいかにも麻呂といった見た目の男。
信濃国司という役職の清原信濃守は、麻呂世界は今日も平和だと何事もないようにつぶやきます。
そんな清原に対して小笠原貞宗は米に対してのみ年貢を取る取り決めだと語りかけるも、清原は全く言う事を聞きません。
その取り決めは逆賊である鎌倉幕府が決めた事であり、清原自身は帝から直属に任命された国司。
それだけに信濃は自分の掟の下であり麻呂の世界なのだと叫ぶのでした。
貞宗の眉が綺麗に描けていないと注意すると、嫌味ったらしくしながらも眉を描いてあげる清原。
国司とは古墳時代から続いていた県知事的な役職であり、この時代では半ばお飾りにはなっていたものの名目上は守護の上司。
それだけに守護の立場である貞宗であっても気を遣う存在となっていました。
二毛作狩りに抵抗している人々を見ると、当たり前のように2・3人斬るよう部下に指示する清原。
北条の犬なんてどれだけ殺しても帝は許してくれるだろうと自信満々に言い放ちます。
そんな新任の国司の支配地に住む住民の不満は高まり、今にも爆発しようとしていました。
いつの時代にもこういう権力バカっていたんだなぁと思わせるような新キャラが登場してきました。
最初は貞宗もそういう奴かと思っていましたが、貞宗自身が清原に気を使っているのを見ると中間管理職っぽさが感じられてちょっと切ないですね。
なんだか貞宗こそがこの漫画における良心のようでもあるなぁと思ったり。
逃げ上手の若君26話ネタバレ:軍を率いる逃げ上手の大将となる為に
北信濃にある川中島と呼ばれる地域に住む諏訪神党の保科弥三郎が国司の圧政に耐えかねて兵を挙げた。
頼重はそんな事実を時行に伝えていました。
国司の領地にも諏訪神党はいて、一族郎党を養う為にも敵方に従っている者もいるのだそう。
今回の反乱は兵力差から考えても保科には絶対に勝ち目のない戦い。
とはいえ今回は諏訪としても、敵地の奥まで大軍を送れば全面戦争になってしまうだけに救援も出せない状態。
そこで頼重は時行と逃若党にお願いをしてきます。
川中島へ行って保科と郎党を説得し、戦いを止めさせて無事に逃がして欲しいのだと。
随分遠くの危険な任務に時行を行かせるという事に驚く狐次郎でしたが、力を取り戻した頼重には時行の生還は見えているとの事。
しかし見えないのは諏訪神党達が多く死ぬか少なく死ぬかの部分であり、諏訪明神を信仰する彼らは大事な仲間。
特に保科は義理堅く有能な男なだけに、小さな戦いで死んでほしくはないと頼重は考えていました。
その一方で頼重は今回の任務で時行自身も成長が必要だと呼びかけます。
今のままでは個としての逃げであり、軍を率いる大将としては足りない状態。
今回の任務で軍を一人でも多く逃し、逃げ上手の大将となるよう頼重は時行に語りかけるのでした。
そんな形で現地へと向かう事になった時行と狐次郎、玄蕃と吹雪。
とはいえ今回は亜也子と雫は頼重の予知で危険と出ていた為不参加。
狐次郎は時行が死なない未来だとしても、それは自分が付きっきりで守ればの話かもしれず、そうしている間にも味方の軍が殺されていくかもしれないと感じていました。
自分次第で死者の数が決まるかもしれないとプレッシャーを感じる狐次郎でしたが、時行は吹雪と玄蕃には連携を取るよう冷静に指示。
その一方で狐次郎には好きなように動くようにと指示をします。
自分のお守りばかりでは退屈だろうと語る時行に、狐次郎は時行がちょっと大将らしくなってきたと笑うのでした。
圧政を強いる国司に立ち向かおうとする保科達を説得するという任務に挑む事になった時行。
単に誰かと戦う訳ではないだけに、これまでとはまた違った難しさがありそうですね。
狐次郎が一人プレッシャーを感じる中で、そのプレッシャーを取り除いてあげていた時行も大将として成長を感じられました。
逃げ上手の若君26話ネタバレ:命のためなら死んで当然!!?
既に臨戦態勢となっていた保科の本陣へと到着した一行。
川を防御にして背後の領地を死守する構えを取っていたものの、対岸にいる敵軍の勢力は数倍にも及ぶもの。
どう考えても勝ち目はなさそうという事で予定通り保科に話をしに行く事に。
諏訪大社の御使いだということですんなり保科の元へと案内される時行。
品があるからこそ人の戦意を和らげられるだけに、こういう交渉は時行が適任だと褒める吹雪。
時行も褒めるのは結果を出してからだと謙遜するもまんざらではない様子。
が、そんな時行の笑顔は殺意100%の保科とその仲間達の前では一瞬で引っ込んでしまいます。
保科は時行達が諏訪大社の援軍であるから確認し、援軍が無しだと分かると時行の話を聞かずに話を進めます。
援軍がない事を素直に受け入れつつも、予定通り死ぬぞと仲間達に呼びかける保科。
清原という悪徳国司は朝廷の権威を傘にやりたい放題であり、重税を課して払えなかった領民を殺し払えない罰で土地まで没収しようとしてくる始末。
貞宗とは比べるまでもない程の鬼畜生であり、決して許しておけない存在。
援軍は来ず、例え勝ち目がなかったとしても命を捨てても自分達の意地を見せなければならない。
自分達は武士であり領地は武士の命である以上、その命のためなら死んで当然。
そんな壊れた理論に基づいた保科達は、華々しく討死だと謎の盛り上がりを見せて全く止まる気配すらない状態。
これを止めなければならないのかと時行はドン引きし、郎党達も流石に目を逸らしてしまうのでした。
シンプルに交渉してどうにかなる展開とは全く違う現実が待ち構えていましたね。
命のためなら死んで当然という頭のおかしい考えも出てきましたが、この時代だったら全くなくはない考え方なのかなぁとも思えるのが怖い所。
どう考えても時行には荷が重すぎる任務ですが、果たしてどうやって止める事になるのか注目ですね!
逃げ上手の若君26話ネタバレの感想考察
悪徳な国司によって起きた問題を解決する為に時行が任務に挑む事になった今回。
しかし相変わらず予想出来ないおかしな展開が待ち構えていましたね。
この時代から二毛作が行われていて、裏作の麦は年貢を取らないシステムだったりと勉強になります。
しかしそんなシステムを完全に無視してやりたい放題だったのが信濃国司の清原。
名目上は守護である貞宗の上司という事で、貞宗は中間管理職として苦労ばかりしてそうですね。
国司の清原の圧政に耐えかねて兵を挙げたのが保科弥三郎。
今回の時行は無茶な戦いに臨もうとしている彼らを助ける事が任務となっていました。
逃げる能力の高い時行が、自分ではない仲間を逃がす為にその能力を使うというのが面白い所ですよね。
そんな任務において重要な役割を背負っていそうなのが狐次郎。
時行の無事は見えているとはいえ、その過程でどれだけの死者が出るのかは自分にかかっているのかもしれない。
そんな風にプレッシャーを感じていましたが、時行の言葉でリラックス出来ていたのできっと活躍してくれる気がします。
非常に良い雰囲気で保科の所へとやって来た時行。
しかしそこで待ち構えていたのは自らの命を顧みずに戦う気満々の保科とその仲間達。
意地を見せる為だけに命を捨てるつもりだというのが時代の恐ろしさを感じますよね。
命のためなら死んで当然というのは迷言過ぎます。
ここまで完全に覚悟が決まっている武士達の意志をどうやって変えていけるのかが見どころですね。
逃げ上手の若君26話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話26話、そして27話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君26話ネタバレ展開考察:時行が初めての戦に出る!?
今回の時点で既に時行達と尊氏達との戦いまで残された時間はあと1年半だとされていました。
この戦いの辺りは当然ながら歴史に残されている訳で、これを変える事は流石に出来ないんですよね。
とはいえ時行はまだ8歳であり、悪党達との戦いくらいしか実践と呼べるものは経験出来ていません。
あの戦いもあくまで敵の大将との1対1をやっていただけですし、時行にとっては戦と呼べる感覚でもないでしょうね。
それだけにやはり尊氏達との戦いの前に戦を経験しておきたい所。
敵がいなければ戦も出来ませんが、その辺りは便利キャラの小笠原貞宗の出番だったりするのかもしれません。
来たる尊氏との戦いに備えて実践経験を積むような展開が待っているのではないでしょうか。
逃げ上手の若君26話ネタバレ展開考察:人を超えた尊氏の力とは!?
実の弟である直義でさえも人間を超えていると感じていた尊氏。
元々勘が鋭いタイプだったものの、最早そういう次元を軽々突破してしまっているのでしょう。
御仏さえも自分にとっては餌でしかないというスタンスのようで、神力が消え去ろうとしている中で逆に神力を身につけているようにさえ感じます。
今回の頼重の話と並行する形で尊氏が描かれていただけに、尊氏にはそんな力が存在しているのも間違いないでしょう。
それらの力が尊氏と直接関係しているのかは微妙な所ですが、頼重のように未来を視えるくらいの力は持っていてもおかしくはなさそうです。
見えない力を持ち合わせた時行と頼重が尊氏が戦い、最終的にその両方の力が消えていくという展開になっていきそうな気がします。
逃げ上手の若君26話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話26話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】直義さんマトモな弟として鎌倉防衛に務めるとか、これどっちを応援すれば分からん状況に陥りそうだな。かなりの苦労人になりそう。でも尊氏さんとは最後まで仲の良い兄弟として、いずれ死ぬときは弟を想う。尊氏さんは非道だけどどこか共感のできる悪として期待したいです。#WJ33
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) July 19, 2021
【逃げ上手の若君】
足利尊氏の異常性が際立つ回だったな。直義の背中の文字、あれはなんなんだろう。きっと有識者が触れるところだと思うので、それを楽しみに待とう。
最後のオチは笑ったわ。うまいな。#WJ33 #WJ34 #逃げ上手の若君— 紫鈴 (@shirinraka) July 18, 2021
逃げ上手の若君
敵方のNo.2登場
ダレないよう工夫されてる少し現代と絡めてメタ的な話は多かったけど、まぁ頂上能力を現実的な範囲で説明してくれたって事なのかな
すごい丁寧さて次回から恐らく新展開だろう
楽しみ#wj33 #wj34— さびぬき (@JQqsEq936daIfcj) July 18, 2021
今週の逃げ上手の若君で、諏訪湖の御神渡り出ててめっちゃ嬉しい!来年こそは見れるといいな…
— 紅葉 (@kouyou_scarlet) July 19, 2021
〇逃げ上手の若君25話。(漫画)(週刊少年ジャンプ)
人の領域が拡がると神秘の領域が減る。
人は未知の事があった方がきっと面白い。— 処払 (@syohutu) July 19, 2021
今週の逃げ上手の若君、足利兄弟ファンには嬉しかったです!この時をずっと待ってた!直義さんがいっぱい出てるーー!やったーー!
連載開始から毎週アンケート送ってて良かった!
めちゃめちゃ元気が出ました!#逃げ上手の若君— 白玉通販中 (@rum_choco) July 19, 2021
足利直義、この人いなかったら尊氏はどっかの段階で腹切って死んでたと思うので間違いなく優秀な参謀なんだが、負けちゃいけない時に負けて勝っちゃいけない時に勝つ御仁なので、この人をいかに格が高いまま描くかが『逃げ上手の若君』の腕の見せ所になります
— 平野レミゼラブル@氷室14巻特装版7月20日発売!マテ下巻執筆 (@28kawashima) July 19, 2021
逃げ上手の若君26話ネタバレまとめ
自らの弟である直義でさえも恐ろしさを感じる尊氏の様子が描かれた今回。
直義は相当有能な人物だと思われますが、そんな彼から見ても今の尊氏は別格の存在へと変化しているのでしょうね。
一方で頼重の口からは不可思議な力について語られる事となりました。
人の世が広がる事で目に見えない力も減っていくという考えは非常に神秘的であり面白いものでした。
現代ではそんな力なんて存在出来ないよなぁとか思ってしまいますし。
とはいえそんな不可思議な力さえも自らのものとしている頼重はやはりまだ謎の存在でもあります。
彼が尊氏との戦いまでに時行をどう導いていくのかも注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第27話を楽しみに待ちましょう!