週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話35話のネタバレと感想、展開考察です!
時行の素性を怪しみ自らの元へと招く事にした小笠原貞宗。
重要な場には不自然な程時行がいた事から北条一族なのではと疑う貞宗に対して、時行は亜也子と共に立ち向かう事に。
敵に負けてはならないと自分を大きく見せる時行は貞宗からは礼儀作法を正されてしまい、言葉での戦いが始まっていくのでした。
時行は貞宗の追求から逃れられるのか!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話35話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君35話ネタバレ
『逃げ上手の若君』35話
「問答1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君35話ネタバレ:貞宗の口撃から言い逃れろ!!!
時行を自らの館に招き入れた小笠原貞宗。
果たして時行は北条の者なのかそれとも単なる雑魚でしかないのか、それを確かめるべく問いを射ち込む事で見極めようとしていました。
まずは牽制とばかりに、礼儀知らずの諏訪の武士の割に綺麗に座れるのは不自然だと問いかける貞宗。
しかし時行は間髪入れずに、貞宗が犬追物の際に巫女の耳を射た事を指摘します。
そんな貴方も礼儀知らずではないのか・・と。
時行からの即座の反撃に多少驚きながらも、あれも戦の一環だと返す貞宗。
礼儀では戦に勝てない事は自分が一番知っているとした上で、ここまで繰り返し時行に戦を邪魔されてきた事を指摘。
さぞ名のある武士の子だろうと、戦場でする時のように氏素性を名乗れと攻めてきます。
確信的な貞宗からの質問なだけに、一息ついてからスラスラと喋りだす時行。
自分は諏訪大社の衛士長である小泉吾郎三郎の一子の長寿丸なのだと。
貞宗は鋭い眼光で時行の状態を確認するも、言葉に淀みもなく全身も平静。
嘘だとすればよほど念入りに頼重に仕込まれたのだろうと、続けざまに口撃してきます。
時行が親だとする人物が実在していた事も裏が取れていて、息子がいた事も事実。
しかし親子ともどもに火事で死んだと証言する領民がいるのだと。
時行は燃える館から親を置いて一人逃げ、それを恥じて諏訪大社に逃げ込みそれ以来家には帰っていないと答えます。
その心の中では、見知らぬ小泉氏の不慮の死を盾に使う事で申し訳なさを感じていました。
いよいよ始まってしまった時行と貞宗の言葉による戦い。
貞宗からの厳しい追求にも時行は動じておらず、淀みなく答えるその姿からは時行の持つ教養の高さを感じますね。
なんだかんだ北条の皇子だっただけに基本的なスペックは非常に高いんだろうなぁと。
逃げ上手の若君35話ネタバレ:貞宗の追撃と逃げながらの反撃
素性の件をなんとか誤魔化す時行に、更に妙な事があると続ける貞宗。
時行が従えている郎党の内、狐次郎は祢津氏の一族で時行と共にやって来た亜也子は望月氏の庶子。
どちらも信濃に古くから栄える名門の血筋であり衛士の子ごときの配下になるはずはないのだと。
しかしそんな厳しい追求に対しても至って冷静に時行は返します。
二人とは諏訪大社で出会い鬼ごっこで勝負し、その時に自分が勝った事で主君と呼んでくれるようになったのだと。
所詮は子供同士の郎党ごっこに過ぎず、そんな子供のごっこ遊びを信濃守護ともあろう方が気にするのかと。
問いかけの度に返しが流暢になっていく事で、普段から逃げを楽しむ妙な小僧ながら言い逃れでも本領を発揮するのかと貞宗も驚かされる事に。
しかしそれでもまだ追及の手は止まらず、貞宗は控えていた赤沢新三郎を呼び寄せます。
部屋に入ってきた新三郎は犬追物の際にもいたようで、それ以前はずっと鎌倉に出仕していたとの事。
それだけに鎌倉には詳しいと語る新三郎は、北条一族や重臣が住む地域にもよく行ったのだと語ります。
そしてそこで時行を何度か見た事があり、間近で見て確信に変わったのだと。
この問いかけは、言い逃れようとすれば必ず不自然な反応が出るもの。
「どこで」や「そんなはずがない」など、そう考えた際に出てしまう表情の乱れを見逃さないと貞宗は時行の反応を伺います。
が、それに対しても全く動じず、その嘘に何の意味があるのかと返す時行。
諏訪大社の衛士の子ごときが鎌倉の偉い方々の住処になんているわけがないだろうと。
自信たっぷりにそう言い放つ一方で、時行は新三郎の言葉がハッタリだと見抜いていました。
正式な外出の際は籠であり、稽古から逃げる時は目撃されない街への抜け道を開発していた時行。
逃げた先の町民には顔なじみもいたものの、ハンパな地方武士が一番自分を知らないはずだと考えていました。
それでも嘘などついていないとムキになる新三郎でしたが、時行はこんな嘘つきを諏訪への使者によこしたのかと反撃するのでした。
地味にここで狐次郎と亜也子が名門の出である事が判明しました。
彼らが幼いのに実力者だったのにもちゃんと理由があった訳ですね。
新三郎からの動揺してしまいそうな問いかけにも冷静に返す時行は本当にメンタルが強いです。
逃げ上手の若君35話ネタバレ:最強の眼と耳から主を救うのは亜也子の音楽!!
時行の動揺を誘うはずの問いかけもあっさりと返され、新三郎を下がらせる事になった貞宗。
どこまでも尻尾を出さないだけに、よほどの隠し上手なのかそれとも本当に北条とは無関係なのかと困惑する事に。
しかしそんな場面で部屋に入ってきたのは貞宗の頼れる側近である市河。
それを確認した亜也子はこのタイミングで何故か厠へと向かう事に。
市河が来た事でここからが本番だと立ち上がる貞宗。
先程までのは失礼には当たらず、それは時行を北条の残党だと疑っての事だとはっきりと言い切ります。
北条を残せば国が乱れ、捕らえる為ならどんな手段を使うのも当然だと。
そんな貞宗にとっての最終手段は、至近距離で表情を見て心音を聞いて真偽を暴くという直接的な方法。
市河は思い切り時行の胸に耳を押し当て貞宗は時行の顔面を直視し、時行も礼儀はどうなっているのかとツッコむ事に。
礼儀と戦には線を引くものの、これは戦なのだと都合よく切り替える貞宗。
この状態で嘘を通せた者はいないとした上で、貴様は北条かという確信的な問いかけをする事に。
まさかの状況に時行も困惑するも、そこで突如として聞こえてきたのは陽気な音楽。
心音を聞くのに邪魔だというその音楽は、厠へと向かったはずの亜也子が楽器を弾いてのもの。
無数の楽器を弾きながら見事に踊る亜也子は、小笠原方に向けて踊り勝負を挑んでいたのでした。
相変わらず妙に仲が良い貞宗と市河の関係に笑ってしまいますね!
礼儀の話をしていたくせに、思い切り眼の良さと耳の良さを活かした直接的な手段に出てくるんだから中々酷いです。
そんなピンチで亜也子がまさかの方法で助けてくれるという流れが上手いですよね。
逃げ上手の若君35話ネタバレの感想考察
時行と貞宗の舌戦が繰り広げられた今回。
厳しい追求にも落ち着いて答える時行の有能さを感じる回となりましたね。
前回のラストでは礼儀の大切さを指摘されてしまっていた時行。
しかし気持ちを入れ替えて本気になった事で、貞宗からの問いかけにも冷静に対応出来ていました。
狐次郎と亜也子が名門の血筋である事も判明し、何故大した事もない家系の時行の配下になっているのかという部分で疑われてしまう事に。
しかしあくまでも子供同士の郎党ごっこだという返しも上手かったですし、子供だという点を上手く利用する辺り計算高いです。
いかにも嫌らしいネチネチした感じの新三郎からの、直接時行を見たことがあるという問いかけにも冷静に対応。
下手なハッタリは通用しないと逆に反撃していく辺り、時行の適応能力の高さを感じました。
ひたすら貞宗の問いかけを躱し続ける時行でしたが、貞宗は市河と共に直接手段を取る事に。
礼儀にうるさいタイプだというのに、これは戦だと都合よく切り替えてしまう辺り貞宗も中々なキャラですよね。
直接心音を確かめられそうになった時行を救ったのは当然ながら亜也子でした。
耳の良い市河が来た途端に部屋から離れていたり、耳の良さを無力化すべく音楽を鳴らしたりとなんだかんだ対応力が凄いですよね。
とはいえまだまだ窮地は続きそうですし、どうやって乗り切っていくのか注目ですね!
逃げ上手の若君35話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話35話、そして36話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君35話ネタバレ展開考察:貞宗の追求から時行は逃れられるのか!?
文武両道で礼儀にも厳しい小笠原貞宗。
後に一般化する正座の基礎を作ったという辺りにも貞宗の凄さが表れていましたね。
当然ながら人生経験も時行とは比べ物にならないはずで、言葉での勝負も得意としているのでしょう。
それだけにまだ若干9歳の幼子でしかない時行にとっては苦しい戦いとなりそうです。
とはいえ時行は頼重から色々な知識を詰め込まれているはず。
長寿丸としての設定なんかも仕込まれているはずですし、それを利用してなんとか逃げ切る展開になりそうですね。
逃げ上手の若君35話ネタバレ展開考察:亜也子の役割とは!?
時行が貞宗からの尋問を受けている間、ただただ待っているだけの亜也子。
自分の事を女として見てくるような気持ち悪い赤沢と一緒というのがかなり嫌でしょうね。
しかしこのまま時行と貞宗の尋問が終わるのを待つだけとなると、何のために亜也子がやって来たのかの意味がわかりません。
それだけにここから亜也子が活躍するような展開にもなってくるのだと思われます。
今回のエピソードは武力でどうにかなる問題ではなさそうですし、頼重も認めていた亜也子の機転が効くという部分がピックアップされるのでしょう。
尋問やその後で時行が窮地に陥った所で、亜也子がそれをカバーするような活躍を見せてくれるのではないでしょうか。
逃げ上手の若君35話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話35話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】今週は巴さんに熱が高まってしまいましたが、貞宗さんへの熱も高いです。本当にこの人かっこいいな…!「命を奪う敵だからこそ、奪う命に敬意を払えい」、これに感化され真摯になる時行くんもまたいい。舐めていたのは自分のほうだったとすぐに考えを改めたのも好感触。#WJ44
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) October 4, 2021
逃げ上手の若君は小笠原さんとの決闘第2回戦。今回は主君同士の決闘でもあるんだけどあのセクハラ武士は挑発担当かなー。長者たるもの目の行き届く幕屋の内側だけが戦場ではないのだ。
— G (@G_GM) October 4, 2021
今秋の見て気づいたけど逃げ上手の若君の小笠原貞宗、小笠原流礼法開祖の小笠原じゃねーかよ!
— Roki@バハ鯖Azeath (@Azeal_Roki) October 4, 2021
逃げ上手の若君に出てくる変態の小笠原って
礼法の小笠原流の人なの!?勉強になるなあ・・・
— ┌|∵|┘むめー└|∵|┐ (@mu_me___) October 4, 2021
逃げ上手の若君、まるで序盤の雑魚みたいなツラで登場したギョロ目おじさんがなんかもうすごいカッコいいんですよね
— ジョニー003 (@joniy003) October 4, 2021
逃げ上手の若君の
小笠原貞宗ええキャラ過ぎやわ最初はただの初期にありがちな色もの雑魚かなと思ったけど
そこからカッコイイキャラに仕上げるのはさすが松井先生— あらららららき(ハムカツ) (@extra403) October 4, 2021
逃げ上手の若君35話ネタバレまとめ
宿敵とも言える小笠原貞宗からの尋問を受ける事になった今回。
それと同時に小笠原貞宗の凄さを改めて感じるような回となりましたね。
ただのギョロ目が特徴のおっさんという印象もある貞宗ですが、有能な部分は本当に有能な人物。
今の時代にも残る色々な事の基礎を作り上げているとなると、本当に凄い人物なんだなぁと感心させられます。
それだけ凄い貞宗との舌戦に挑む事になった時行。
武力や逃げ足の速さではどうにもならない状態なだけに、時行がどうやって追求から逃れていくのか注目ですね!
次回の『逃げ上手の若君』第36話を楽しみに待ちましょう!