週刊少年ジャンプの人気漫画『ワンピース』最新話973話のネタバレと感想、展開考察です!
『ワンピース』973話ですが、光月おでんは錦えもん達に、自分が命を落としたらワノ国を開国しろと言います。
見事に釜茹での刑を乗り切った光月おでんですが、オロチが約束を破ったので光月おでんは錦えもん達が乗っている橋板を遠くへ投げて逃がすのです。
残った光月おでんはカイドウの銃撃を受けて、最期を遂げます。
光月おでんの死から20年後、錦えもん達は無念を晴らせるのでしょうか!?
それでは、気になる『ワンピース』最新話973話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
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Contents
ワンピース973話ネタバレ前回感想考察
涙なしでは語れない壮絶なおでんの最期が描かれた前回『ワンピース』972話。
こうなることは最早既定路線だったにも関わらず、それでもこうも感動的に描けるというのは流石すぎますね!!
『ワンピース』973話にはどのようにつながっていくのでしょうか?
民衆の手のひら返し
前回やたらと酷い描写が多かった処刑を見守る人々。
しかし前回のしのぶの涙ながらの叫びによって一気に手の平を返しましたね。
単純すぎるとも思ってしまいますが、情報に踊らされるのは仕方ないという一面もありますし、これが普通の人間なんだろうなぁとも思います。
復讐者オロチの怖さ
一方でそんな手のひら返しの人々をゴミクズ共と呼ぶオロチ。
都合の悪い人間達を容赦なく殺しに来る辺り、本当にエグいです。
最終的な目的が自分が私腹を肥やす事ではなく、ただただワノ国の人間が苦しむ事なのが最悪なんですよね。
この考えであればそりゃあ好き放題出来ちゃうでしょうし、ある意味ではめちゃめちゃ無敵な考えだと思います。
おでんはワノ国を陰で救っていた
ちなみに5年前に人質にされていたらしき女性なんかが解放されていたりしていて、一応オロチは約束を守っていたようですね。
カイドウの準備期間の間は、おでんが全国を巡っていた事もあり好き放題は出来なかったのでしょう。
そう考えると、おでんはやっぱり沢山の人を救ってこれていたのだと思います。
矢文の意味
これまでのワノ国編であまり出てこなかった、ワノ国の文化の部分として登場したのが「矢文」でしたが、結構重要な位置にあると思っています。
これまでワノ国編では度々スパイについて話が出てきていました。
そのスパイ・裏切り者・内通者ともいうべき人物も、もしいるとしたら、オロチに対して矢文で情報のやり取りを行っていたのではないでしょうか。
とするなら、必ずしもスパイのような特殊な能力・行動などができる人物に特化して考える必要もなく、矢文をすることができるほどワノ国に精通している人物とするなら、スパイはどの人物にも当てはまりそうな気さえしてきます。
赤鞘はスパイではない?
しかし、後述もしますが、赤鞘九人男がおでんの処刑場から逃亡する際、全員が涙をあふれさせ、おでんとの思い出を振り返りながら全力で九里に戻っていました。
その顔つきは、誰もが真剣そのもの。
そしておでんへの深い信頼関係があるようにも思えます。
そんな家臣たちの誰かがおでんを裏切ろうとしているとは…やはり思えない部分もありますが…『ワンピース』973話で真相が分かるのでしょうか。
世界が待つある人物=ジョイボーイとは
おでんの口から更に核心に近づく言葉が幾つか出ていました。
ワノ国を世界から閉ざしたのは光月家で、それは巨大な力からワノ国を守る為だった事。
そしてワノ国や世界が待つある人物が800年の時を越えて現れた時に、迎え入れて協力出来る国でなければならない事。
ここは非常に重要な情報ですよね。
巨大な力というと、どうしても世界政府を思い浮かべてしまいます。
そしてある人物とはやはりジョイボーイのはず。
ワノ国を巨大な力から守る事と、ジョイボーイが現れる事、そして開国しなければならない事。
これらは密接な関係になっているはずで、なんだか考察しがいがありそうな部分だと思います。
一つの伝説の最期
例え約束の時間を耐え抜いたとしても、自分が生きていられるとはもともと思っていなかったおでん。
実際に奇跡的に釜茹でを耐え抜きましたが、当然オロチがおでんを生かしておく訳がありませんからね。
オロチからしてみればおでんに希望を感じていた人々をも絶望に叩き落とす事が出来るという事で、ある意味ではそれでも良かったのかもしれませんし。
自分のプライドは流石に傷ついたかもしれませんが…そんなプライド以上に未来を考えたおでんの選択は正しかったと言えるでしょう。
おでんの日に合わせた?
そして奇しくも?もしくは尾田栄一郎先生が合わせた?のかもしれませんが、ジャンプ本誌が発売された2月22日というのは「おでんの日」でもあるんですよね!
おでんを食べるとき、熱々のおでんですからふーふーと息を吹きかけると思いますが、そんなところから2月22日が「おでんの日」と制定されているようです。
この日に合わせて光月おでんというワノ国の偉人の死に様を魅せてくれるとは、やはりすごいなと思ってしまいます!
家臣たちの涙
そして家臣達を助けたおでん。
皆がおでんとの出会いを思い出す描写がまた泣かせにきます。
これまでのワノ国過去編を見ている人にとっては余計に、ですよね!
結構おでんはワノ国にいない時期もありましたし、何考えてるのか分からない時期もありましたが、それでも結局みんなおでんの事が大好きだったからこそ、一緒にいたんですよね。
なのでこの涙を見ると、やはり家臣たちには裏切り者なんていないと思ってしまいます!
これまでの裏切り者・内通者についてまとめているので改めて下記を見てみてください!
カイドウの変化はおでんによるもの??
正直『ワンピース』970話や『ワンピース』971話でかなり株を下げまくった感のあるカイドウ。
しかし今回でちょっとだけ持ち直しましたね。
マネマネのババア=黒炭ひぐらしを殺す、つまり味方であるはずの人物でも処分したという過激な事に出たカイドウ。
それだけあのおでんとの戦いがカイドウにとっても意味があるものだったからかもしれません。
カイドウはおでんを認めた?
そもそもカイドウは自殺が趣味で死にたがりとも言えるような登場をしていました。
しかし『ワンピース』970話ではおでんに負ける可能性を考えていたりと、むしろしっかりと頭を使って考えていたように思えました。
それが悪い訳ではないんですが、どんなものにも噛み付くという狂犬っぽさが無かった事が少し残念だったんですよね。
とはいえ一応彼も海賊団の船長ですし、オロチとは協力関係になっている訳で、それなのに負ける可能性がある戦いをする訳にもいきませんよね、普通。
それでいて、準備をした結果であれば敗れても仕方ないとは思っていたのかもしれません。
なのにマネマネのババァがジャマをした事でおでんに勝利してしまった。
だからこそババァを許せず、処刑の前半でははしゃいでいたものの、有限実行で釜茹でを耐え抜いたおでんの事を本当に認める事になった。
カイドウの事を擁護するのであれば、そういう感じなんじゃないかなぁと思います。
せいぜい強くなれ
そしておでんが最期に残した「せいぜい強くなれ」という言葉によって、カイドウは更に強さを求めたのではないでしょうか?
認めた相手に言われたからこそ、今の自分ではだめだ、もっと強くなる必要があると考えたのでは…。
ただ、もしこうやって強くなったことによって逆に死ねなくなってしまったとするとそれも変な話。
このおでんの言葉でカイドウが盤石の強さを手に入れていたのだとすれば、それはそれで皮肉な事なんですけどね。
ということで弱い一面・小物感も描かれた過去のカイドウでしたが、反対に今現在同じ四皇であるビッグ・マムは幼児の頃から超絶強者ですよね。
ホールケーキアイランド編ではビッグ・マムの強さが惜しみなく描かれましたが、今回のワノ国編は比較して逆にカイドウの弱さについてを徹底的に描いていて、それでも現在最強の地位にいる、成りあがってきたことを伝えているのかと。
ルフィをワンパンするほどの強さを見せたカイドウですが、ここから更に現在のカイドウはどんな戦いを見せるのか注目ですね!
ナレーションとトキの覚悟が格好良すぎる!!!
一つの伝説が幕をおろし、次なる舞台の主役達へと受け継がれる。
物語は現代へと走り始める!!!
こんな地の文というかナレーション?が挿入されるのですが、これは格好良すぎませんか?
トキの覚悟がここから20年後という次の時代へ向けて動き出している感が物凄く印象的でした。
おでんの残した手紙にも、大海を分かつ程の戦いの主役達が押し寄せると書かれていました。
それこそがまさにルフィ達のはず。
そしてこの言い方だとまだまだ戦力が集まってきてもおかしくないようにさえ感じます。
死なないでしょ?
何気にトキが口にした「あなたは死なないでしょ?」という発言も気になったり。
これはDr.ヒルルクの「忘れられない限り人は生きている」理論でしょうか?
一方でおでんはカイドウに対して「忘れてくれて構わねぇ。おれの魂は生きて行く」と言っています。
この場合の魂とは、自分の想いと言い換えても成り立つ感じのものなのでしょうかね。
家臣達にしっかりと受け継がれたから大丈夫という感じかな。
とにかく悲しくて辛い中にもしっかりと希望を感じさせるような素晴らしすぎる回でした!
この後にトキの最期まで描かれるのか、それともそろそろ現代へと戻っていくのか?
どちらにしても次の展開が最高に楽しみですね!!!
ワンピース973話への評判感想
『ワンピース』最新話973話に向けての感想や考察を集めました!
ワンピース 972
久々の感覚
イーストブルー以来かもしれん
とにかくヤバイ— カツさんド (@a0916k001) 2020年2月22日
光月おでんが好きなキャラランキングにランクインしました、生き様かっこよすぎて泣ける
— 若槻 啓悟 (@momotaroh_314) February 25, 2020
圧倒的な意志の力で「死んでるのに死なない」のはマンガの世界。現実ありえへん。
なのに感動するのは何故か?
そこに「生きる」指針があるような気がする。#光月おでん
— miwa4sk (@miwa4sk) February 25, 2020
ワンピースの光月おでんの最期がカッコよすぎる😢漫画で初めて泣きそうなった
このシーンのアニメも早く観たい🥺
誰か子供が生まれたら「おでん」と言う名前をつけてくれ!— イケダ・ジ・エンド (@ikeda811) February 25, 2020
ワンピース読んでて、光月おでん様かっこよすぎて、あの5年間の謎を知った民衆のシーン……
名言多すぎてやばいしか言えない
電車でうるうるしたわ…ってか一滴流れたわ— ゆーき*fam (@happy_yuki_0923) February 25, 2020
ワンピースは先週オロチを憎みづらい過去提示しておいて今週「釜茹でを耐えた?おめでとう!でも刑はさっき変えたから今のノーカンだから一族諸共死ね!!」をやらかして「こいつやっぱ本当にゴミ屑だわ」と再定義させるのは地味にヘイト管理上手いなって #WJ13
— BARUNGA@最近不定期 (@Arupaka2gou) February 22, 2020
ONE PIECEのメインテーマである”受け継がれる意志” “人の夢” “時代のうねり”の全てが揃っている圧倒的な回だった。#今週のワンピ #ONEPIECE #WJ13
— ナポリ (@austation) February 22, 2020
#WJ13 #ワンピース
「せいぜい強くなれ」
どんだけ強くなっても俺の遺志がお前を倒すよ!って意味だと思うんだけど、カイドウが拗らせないか心配…
本当におでん公がカイドウメンヘラ化の一因かもしれん— こねそかほ (@jumppppq) February 22, 2020
ワンピース、国の乗っ取りでウハウハ余生を送ったと思われてたマネマネ婆さんが、カイドウにあっさり処分されてたのは笑った。正直、権力取った後には危険でしかない能力だし。#wj13
— さいとし (@sightsea) February 22, 2020
#wj13 ワンピース
「振り返るな!」体は振り返らないけど心は思いっきり振り返ってる赤鞘一行。上手い言葉遊び。カン十郎の変態行為だけが未だに謎、というのが気になる。でも「黒炭だから迫害されたわけじゃないよ」という注釈のような気もするし…本当なんなんだカン十郎。
— 真黒コスモス (@axelmagro) February 22, 2020
#ワンピース
さて、さらっとカイドウがマネマネのババア始末してて笑ったんですよね。やっぱりセンチなところあるのね…死にたがりだったのもここに起因するのかしら「せいぜい強くなれ」と言われて四皇にまで上り詰めちゃうしさぁ。マジメか #wj13
— サブロー (@onoreunei) February 21, 2020
ワンピース973話ネタバレ判明!
3月5日(木)ついに『ワンピース』最新話973話ネタバレが確定!
早速内容を見ていきましょう!
タイトルと扉絵
『ワンピース』973話のタイトルは「光月の一族」
光月家についてより詳しい内容が語られる!?
扉絵ではゴッティが海軍へ反撃に出るようです!なんと軍艦に砲撃!?ゴッティ結構強い!!
おでんと子供たち
それはまだ光月おでんが生きていて、ロジャー海賊団と共に旅をしていた頃のこと。
おでんはロジャー海賊団と共に空島から青海に降りていくとき、タコバルーンの上でモモの助を高い高いしてみせた。
世界はなモモの助、こんな高い空から見ても見渡せやせぬ!
それが“世界”だ!!
モモの助、日和、よく見ておけ!!と言いながら日和も肩の上に乗せる。
ワノ国にはない景色だ!!
その後もモモの助には様々なことをおでんなりに教えて行った。
好みの女のタイプを聞いたり、人間をちくわだと思って斬れと言ったりと結構ぶっ飛んでるが…
その度にレイリーやシャンクスがおでんにツッコんでいた。
モモの助と日和、こんな風に身近に接してくれるお父さんだからこそ、本当に嬉しかったでしょうね!
おでんがワノ国帰還後…
おでんがワノ国に帰還してからは、海外で得た情報を家臣たちに伝えていた。
その中には、ゾウとワノ国が歴史的に固い絆で結ばれていたということも。
いざという時はゾウを目指すように赤鞘たちに告げる。
日和が琵琶を弾いているところにおでんが行き聞き惚れ、その曲が好きだと笑顔を見せる。
日和によるとこの曲の名前は「つきひめ」という。
おれが死ぬときになったら葬式で弾いてくれないかと笑いながらおでんは日和に頼むも、もう死んでしまうのかと日和はショックを受けてしまって延々と泣き続けることに。
さすがにこれにはおでんも慌てて、冗談だごめんなと謝っていた。
まぁ子供にとってはどんなことも真に受けてしまいますしね…それだけ純粋な心で育てられたということなのでしょう!
おでん処刑後
しかし、実際におでんはオロチとカイドウの手によって帰還後たった5年で処刑に遭ってしまうことに…。
おでんの手によって何とか逃げることができた赤鞘九人男たち。
オロチやカイドウの配下から必死に逃げ、当然武器は無く丸腰だったが、ここでしのぶが赤鞘たちの武器を手に入れていたために武器も得ることができた!
しのぶは錦えもんに問いかける。
自分はこのまま光月の家臣でいいのだろうか。
あのように人が大勢いるところで光月を晒してしまうような真似を…。
錦えもんはそんなしのぶを受け入れる。
我ら全員押しかけ家臣なのだ!家臣でいるかいないか、そんなことはしのぶ、お前の心ひとつだ!
感涙するしのぶ!
イヌアラシとネコマムシの喧嘩
おでんの処刑中から繰り広げられていたイヌアラシとネコマムシの喧嘩!
イヌアラシは、お前がおでん様を殺したようなものだ、と罵る!
ネコマムシも応対し、何を!?敵を思いやる不忠者が!カイドウの言うスパイはお前じゃないのか!?と罵っていた。
ここでもスパイに言及する内容が…!?
ナンバーズ登場!
すると逃げている背後から現れたのはシルエット状態のナンバーズ!
既にこの時から百獣海賊団の一員だった!
イヌアラシとネコマムシは赤鞘の中でも巨体だったが、そんな二人(二匹?)が簡単に摘まみ上げられてしまう!
驚き焦る河松。
ここで足止めをするからお前たちは先に行け!
そう買って出たのは傳ジローとアシュラ童子!
錦えもんたちは先に九里城へ向かう!
モモの助とカイドウ
カイドウはおでんの処刑後、光月家を殲滅させるために龍になって九里城へ!
赤鞘たちが着くより早く城へ着き、火の海にしてしまう。
そして見つけた、光月おでんの息子、モモの助。
光月一族を滅ぼすためにモモの助を右手でひと掴みにしてしまい握りつぶそうとしつつ天守閣の上から落とそうとする。
ここであの言葉!
お前の父はバカ殿だ…光月家はお前が死んで終わりだな。
しかしモモの助はトキの言葉を思い出し、なんとカイドウに言い放つ!
父上は偉大な武士でござる!
拙者はいつかこの国を背負って立つ男でござる!!
涙を堪えながらも強がって宣言するモモの助…!
言わされた夢にすぎない
しかしカイドウは見抜いていた。
それはモモの助の夢ではないし、宣言でもない。
親から教えられた単なる戯言…
さらに父おでんのような威厳も当然今のモモの助には感じることさえできない。
言わされた夢…ここまで幼いとは…
更には父の死を想い、恐怖で涙腺が崩壊しモモの助が泣きわめく…
その姿に、こんな弱いのがおでんの息子とは…と呆れてため息しか出なかったカイドウは、モモの助を自身の手で殺すことはせず、火に包まれる城と共に死ねと言い残して畳に放り投げた。
そして再び龍になって飛び去ってしまった…。
モモの助たちが未来へ
カイドウが去った後、何とか火の手を抜けて城に辿り着いた錦えもんたち。
その家臣たちに気づき、みんなここに来て、話があるのと呼び寄せるトキ。
そして未来に飛ばすと告げ、錦えもんたちを驚かせる。
モモの助、錦えもん、カン十郎、菊之丞、そして雷ぞうを未来へ飛ばす…。
残った河松には日和を頼み、河松は日和を抱えて水路から脱出する。
そしてトキは顔を隠し、単騎で城から脱出!
炎上していくおでん城を遠目に見て、夜が来る…もう、いつもの夜とは違うんだ…と恐怖に包まれるワノ国の住民たち。
老人がつぶやく。
光月家を、おでん様を最後まで信じ抜けなかった我々に天罰が下るのだ。
明けることのない永遠の夜が始まる…。
光月トキの最期
トキは逃げながら、おでんとの過去の会話を思い出していた。
おでんはトキに向かってこんな話をしていた。
おまえ『も』800年前の昔から探しに来たんじゃないのか?
世界がひっくり返る日を…!
ならば20年先の未来へ飛べ!
お前の望む――
こう言いかけた先を言わさないようにおでんの口を手でトキがふさぐ!
ヒドイこと言われたから夕飯は無し!と怒るトキ!
トキがおでんを想う。
おでんさん…私は過去から逃げてきた…未来へ飛べば誰かがやってくれるって思ってた…!
そしてトキは自らの死ぬ場所を決めたのか、博羅町の鳥居のところに隠していた顔を見せて登場し、炎上するおでん城に向かって涙を浮かべながら不思議な言葉を紡ぎ始めた。
光月トキの予言
「月は夜明けを知らぬ君
叶わばその一念は
二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし
まばゆき夜明けを知る君と成る」
瞬く間にワノ国の住民がトキの姿を見守りに大勢集まる…。
その中にはカイドウの手下も。
ドン!!と銃撃され、トキも息絶えてしまった…。
かなり重要情報盛り沢山な部分です!
お前「も」って気になりますよね!?世界をひっくり返すという部分が、トキとおでんの想いが同じだったということでしょうか。それとも他にも過去から来ている人物がいるということ?
恐怖におびえるオロチ
場面は都のオロチへ。
侍達が死んだ証拠が見つからず恐れるオロチ。
本当に赤鞘九人男は死んだのか!?
光月おでんの死だけでは安心ができず、次第に自分が復讐されてしまうのではないかとオロチは恐れ始める…。
それは既にグラグラに沸騰している風呂に入っているにもかかわらず、寒くて震えが止まらない…とおびえてしまうほど。
早く光月の侍たちの骨を持ってこい!と叫び出す!
叫ぶオロチの顔は青ざめていた…。
傳ジロ―の行方
アシュラ童子と共に敵の追手を食い止めた傳ジローは、今回の出来事が本当にショックで、閻魔堂に籠もって涙を流し続け、言葉にならない叫び声を上げ続けていた。
フー…!フー…!!ウゥゥ…!!!
ウオオオォォォォォ!!!!
この世で一番に慕っていた主君を救えなかったことへの懺悔はもとより、光月の一族を破滅へと追い込んでしまったこと…。
叫ぶごとにその形相は変わり、苦しみが怒りへと変わり、季節が冬になって閻魔堂を出る頃には傳ジローはその艶やかな黒髪の色を失い、目も吊り上がって別人のような人相に変わり果てていた。
都に行った傳ジローは、ずっと閻魔堂に籠もっていたためかボロボロの身なりになっていて、汚い姿を見てチンピラからちょっかいをかけられる。
しかし赤鞘としての強さは健在でチンピラたちを瞬殺。
子分にしてくれと頼み込まれ…名前を聞かれた傳ジローは「そうだな…おれの名は、狂死郎だ」とここで名前を変えた!
名前を変え、子分を作り、自分を押し殺してオロチにつくことに。
既にこの頃にはヒョウ五郎親分にとって代わる侠客にまで評判を高めていた傳ジロー=狂死郎。
オロチには傳ジロ―だとは気づかれていない様子。
自分に仕えてみるかとオロチに言われ、兵士も女性も富も、オロチが欲しがるものはすべて授けましょうと狂死郎は言う。
しかし土下座してオロチには見せていないその顔は完全なる屈辱の中で怒りに打ち震えていた…。
丑三つ小僧の正体
狂死郎の二つ名でもある「居眠り」は、いつも眠そうな様子からつけられた。
吊り上がった目は細すぎてもいることから眠そうにも見えていたのだろう。
その眠そうな様子から、きっと夜遊びが過ぎるのではと冗談めかす町民もいた。
しかしその真実は、傳ジローは丑三つ小僧として城の倉にある金を盗んでもいた。
この倉の金を使い、少しでもワノ国の貧しい人々が生活をすることができればと!
決戦を終え、ワノ国が再び活気づく国になるその時までどうか生きているようにとワノ国の町民に金をばらまいていた!
顔は完全に狂死郎だが、丑三つ小僧になるときはほっかむりをしてバレないように変装!
いや、バレると思うけど!
丑三つ小僧の時はサングラスでもしておけばもう少し変装にはなったかも?
しかしついに狂死郎、丑三つ小僧、そして傳ジローという三者が全員同一人物だったことが明かされた!
日和が小紫に
その後、河松とはぐれ都に紛れ込んだ日和を狂死郎が発見!
孤児として狂死郎の遊郭の女たちに保護されていたのだ。
まさか日和様が生きているとは…驚き、思わず自分は傳ジロ―だと正体を明かす。
姿も顔つきも変わってしまっているため、傳ジロ―であることが信じられない様子の日和。
しかし、真です日和様と伝え、生きていてくれたことが嬉しく涙を流す狂死郎。
怒りという妖怪に憑りつかれたこの顔では錦えもんたちも気づくことはないだろうと、ただそれを好都合だと狂死郎は考えていた。
決戦の瞬間まで自分の正体は味方にも言わないでくれと頼み、河松に代わって守るため日和の名前を「小紫」と名乗って生活させることに!
ワノ国編の様々な伏線がついに回収!
ワンピース973話ネタバレまとめ
『ワンピース』973話が気になるところですが、前回『ワンピース』972話はカイドウが光月おでんとの戦いの決着について如何に納得がいっていなかったのかが明らかになりましたね。
カイドウは光月おでんの攻撃によってダメージを受けましたが、少しでも油断させるためにモモの助に化けた黒炭ひぐらしに怯んだ光月おでんに一撃を叩き込んで勝ちましたが、カイドウ本人はこの勝ち方に不服だったのでしょう。
だから光月おでんを始末する寸前に、始末しておいたと言ったのだと思います。
しかし本当に天晴な最期を迎えた光月おでん!
ここまでの豪傑・信頼・人徳ぶりが描かれているのに、何故現代ではおでんや赤鞘を嫌う文化になっているのかも気になるところです…。
次回の『ワンピース』第974話を楽しみに待ちましょう!