『ワンピース』958話で判明したのが、黒炭オロチが非常に有能な計略家だったということ!
なんと、火祭りの夜の前日に、錦えもんたちの集合場所だった常影港を急襲した疑いがあるのです!
さすがにこれは読めなかった…しかもあのオロチがやるなんて!!
狂死郎には「小心者」と馬鹿にされ、卑怯な手を使って光月おでんを処刑、見た目も顔もブサイクすぎるオロチ…。
しかし逆を言うと、小心者ということはそれだけ細心の注意を払って敵の行動を読み込むだろうし、その裏をかくのも上手いはず。
黒炭オロチが有能なボスキャラなのか、そして火祭りの夜の決戦前にオロチが何をしたのかを考察していきます!
Contents
黒炭オロチが有能すぎる!:これまでのオロチの言動
これまでも黒炭オロチは、自らの部下からも康イエはじめワノ国の民からも散々バカにされてきました。
例えば居眠り狂死郎はオロチの言動からバカにしていましたし、オロチが赤鞘九人男が蘇ったことを部下たちに話した時も話を聞いてくれさえしなかったですね。
そして康イエも処刑の前にオロチの心の狭さ、人間力の無さを伝えていました。
初めてオロチが登場した時はある意味非常にインパクトがありましたね!
顔が異常にデカくブサイクで、とても端正とは言えない容貌。
容貌だけならオロチの方が「バカ殿」は似合っているのでは…と思った方も多いはず。
更には花魁の小紫にデレデレし過ぎで、ワポル以上にお馬鹿らしいオロチがワノ国編のボスでいいのか!?と納得いかなかった人もいるでしょう。
しかし、宴にて黒炭オロチが語った「光月家復讐説」がありましたが、このオロチが語った内容を見る限り、オロチはただ単に「臆病者」なのではなく、「慎重で堅実派なボス」と言えるのではと感じるのです!
黒炭オロチが有能すぎる!:宴時のオロチの発言
それでは、宴の時のオロチの発言を振り返ってみましょう。
黒炭オロチが有能すぎる!:よそ者がいると勘づく
三下がやられただけだと些細に思うな…。
都の者なら、おいそれと“狂死郎一家”に手は出さぬ
よそ者が都に紛れ込んでおるのじゃ!!
確かに、ワノ国に住む者が、花の都を取り仕切っている狂死郎一家に歯向かうわけがありませんよね。
単なる喧嘩なのではなく、客観的に見れば反乱分子がいるという可能性が浮き彫りになってしまったと…。
黒炭オロチが有能すぎる!:錦えもんを分析
そのリーダー格、錦えもんは頭の切れる男だ!!
奴らはこの20年後のワノ国に復活し、準備を進めている!!!
着々とこのワシの首を取る為にな!!
錦えもんの性格をも知り尽くしているからこそであり、さらには20年後に復活するという光月トキの言葉も確実に信じているからこその言葉。
それは、今の地位を取られたくない表れですね。
黒炭オロチが有能すぎる!:ワノ国の民ではない人物
すでにカイドウが仕留めたが、「九里」では横綱やジャックの部下たちが襲われた!!
都の「そば屋」!!
宿場の「浪人」がヤクザを襲った!!
全て錦えもんの指示やもしれぬぞ!!
これも、ワノ国に住む者なら狂死郎一家やカイドウの百獣海賊団、さらには牛耳っている横綱の浦島に歯向かえるわけがないことからです。
「よそ者が紛れ込んでいる」というオロチの予想は理屈が通っていますね。
そして、それぞれの事件の犯人であるルフィ、ゾロ、サンジをワノ国に呼んだのも、錦えもんであることは合っています。
黒炭オロチが有能すぎる!:モモの助の生死
だが息子、モモの助が生きておる!!
あのガキの死体も上がっておらぬ!!
これも、実際のところはモモの助は未来に飛ばされてしまっているので死体が上がらないのは当然。
そこから、生きているという推測につながるのは、流石のオロチです。
このようにオロチの予想はほぼ正解しているのです!
黒炭オロチが有能すぎる!:今までのボスとは真逆
かなり頭が切れるというか、現在表面で起きている出来事の裏を読み取る能力に長けている黒炭オロチ。
部下達には、悩み過ぎ考え過ぎと思われ、「臆病者」と笑われていますが、良い意味で捉えるなら、「慎重派」「堅実派」とも取れます!
そして、こういう性格をしている黒炭オロチは、これまでルフィが戦ってきたボスとは真逆の性質をしているとも考えられます!
黒炭オロチが有能すぎる!:ルフィを楽観視してきた今までのボス
つまり、今までのボスはルフィのことを楽観視していたのですね。
例えばクロコダイルやCP-9のルッチ、ドフラミンゴにしても、ルフィの力を最後まで甘く見た結果、敗北してしまう形になりました。
ビッグ・マム海賊団にしても、一部の隙も油断も見せることをしなければ、ルフィを取り逃がすようなヘマはしなかったはずです。
その点、黒炭オロチは完全に「慎重派」。
どんな隙も逃しませんし、こういう事態ならどうする?こうなってしまったら?と常に最悪の状況を想定して動いているようにも見えます。
これだけ隙を見せなかったことから、実はオロチこそが錦えもんやルフィにとってある意味、過去最大に厄介なボスキャラになっているのかもしれません!
黒炭オロチが有能すぎる!:おでんにも勝利
さらに、20年前のことですが、黒炭オロチはおでんにもある意味勝利しています。
この勝利も、おそらくはオロチのある策略によるものが原因でしょう。
そもそも光月おでんは20年前当時最も危険だとされたアシュラ童子を倒すほどの強さを持っている人物です。
おそらくですが、単純な武力勝負ならオロチがおでんに勝つなどはないでしょう…おトコを斬りつけようとしたときも刀をかなり大振りしていたので、武力の才能は無いことが分かります。
ただ、武力の才能がない代わりに、策略の才能はある。
強敵だったおでんを倒すために、四皇カイドウを味方につけ、さらには様々な卑怯な手段を使ったと予想される「光月家を悪者に仕立て上げる」というやり方。
卑怯な手段ではありますが、もう卑怯もへったくれもない、とにかくこのとき、勝利したのは黒炭オロチだったのです。
武力では敵わないであろうおでんに対し、真っ向勝負を挑まずに計略を立てたことで、オロチの有能さが際立ちます。
黒炭オロチが有能すぎる!:火祭り前日に何をした?
では、そんな頭脳派である黒炭オロチが、あの判じ絵から火祭りの夜を決戦の日だと読んだ上で、ある行動に出たからこそ、常影港は破壊されていたということになりますが、オロチは何を行ったのか??
黒炭オロチの行動予想:ナンバーズ襲来
大型の船が壊されていた、となると、オロチの配下やカイドウの配下多勢で攻めても、船が破壊、という事態にはならないはず。
船を丸ごと持ち上げて迅速に一気に破壊!などと、瞬間的に破壊できる方が時間もかからずスマートです。
となると、大型の人物が何か仕掛けたと考える方が良さそうですよね。
そこで思いつくのが、『ワンピース』954話で登場した、超巨大な鬼のような姿をしている「ナンバーズ」の襲来でしょう。
怪獣のようにも思えたので知能があるかどうかはわかりませんが、ただ命令を淡々とこなすだけだったとしても、あの巨体なら港が一つ壊されてしまうのもそう時間がかかる作業ではないはず。
さらに、そこを守る侍がどれだけいても、巨体差に敵う者はいないでしょう。
ナンバーズ襲来によって一気に錦えもんたちの作戦は崩れてしまったのではないでしょうか?
>>>ナンバーズの正体判明!
黒炭オロチの行動予想:カイドウのボロブレスで一瞬にして
もっと簡単に破壊をと考えるなら、カイドウが竜の姿で熱息(ボロブレス)をひと吹きすることでしょうね。
おでん城だってボロブレス一回で木っ端微塵になってしまいましたから、カイドウが酔わずにさっとワノ国に現れてボロブレスを放ってしまえば、これだけで相当な打撃になるはず…。
ただ、オロチが今回の作戦を仕掛けたというような描写なので、カイドウにオロチが依頼をする、というのは少し違うかもしれませんが…。
黒炭オロチの行動予想:前日までに花の都から攻める
前日事件が起きたということで、火祭り前日、花の都から大量の軍勢を常影港に送ったのではないでしょうか。
錦えもんたちは向かっている最中だったので気づくことはなかったものの、オロチが抱えているお庭番衆や見廻隊などを総動員して港破壊へと仕向けたとか。
確かに、敵側からすれば何も火祭りの夜に何らかの計画が実行されることが分かっているのだから、そうならないようにすれば良いだけなんですよね。
オロチに情報を流している裏切り者=内通者がいることによって、集合場所の港が変更されていることもわかっていた。
だからこそ、先手を打って行動できたのでしょう。
黒炭オロチが有能すぎる!決戦前日に起こした計略を考察!のまとめ
黒炭オロチ、完全に侮れないタイプのボスキャラですね…。
ワポルのような非人道的な部分を持ちながら、ルッチやホーディのように完全に考え方が異常になっている黒炭オロチ。
現在、連絡が取れないというルフィですが、何とかして復活してオロチをぶっ飛ばしてほしいですね!!
>>>ナンバーズの正体判明!