『ワンピース』957話にて、ついにシャンクスを始めとした四皇の懸賞金が判明しました!
シャンクスはやはり、非常に強い海賊であり、四皇として相応の懸賞金額がかけられていると感じます。
そんな四皇シャンクスは、ルフィが海賊王を目指すきっかけとなった人物です。
世界最強の剣士であるミホークと互角の実力者であり、白ひげから認められていたほどの男ですが…。
『ワンピース』第1話で、ルフィを守るためだったとは言っても、何故あそこまで簡単に左腕を失ってしまったのでしょうか?
初期から登場しているキャラクターですが、まだまだシャンクスの正体は明かされていません。
今回は、赤髪のシャンクスが左腕を失った本当の理由は何なのかについて、考察していきます!
Contents
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由:悪魔の実の能力者だった?
シャンクスが悪魔の実の能力者だと考えている人は多いでしょう。
全く何の実も食べずに、四皇だというのも疑問になるところですしね。
現在の四皇はビッグ・マムも黒ひげも悪魔の実の能力者で、カイドウも龍の姿に変身できることからゾオン系の悪魔の実ではないかと考えられています。
となると、残ったシャンクスだけが能力者ではない、というのもおかしな話。
シャンクスが能力者なら…
第1話の時点で、シャンクスが能力者であるなら、海に入ったことで力が抜けてしまい、魁皇類に対抗できる力が足りずに左腕を失ってしまった、とも考えられます。
しかし、能力者であるならば海に入ってルフィを助けること自体不可能なはず。
悪魔の実の能力者は、海で泳ぐこともできなければ力も抜けてしまうため、溺れてしまうはずです。
ルフィが溺れてしまった場所は決して浅瀬とは言えない場所。
シャンクスが能力者だとするなら、辿り着くことは不可能です。
このことから、シャンクスが悪魔の実を食べているというのは、少なくとも第1話の時点では可能性は薄くなります。
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由:第1話の時は弱かった?
シャンクスとルフィが出会って近海の主に命を狙われてしまったのは、ルフィが海に出る10年ほど前の話です。
当時のシャンクスは、ビブルカードによればすでに四皇となっていますが、957話では四皇と呼ばれだしたのはつい6年ほど前となっています。
そのため、現状どっちが正しいのか不明なところ。
第1話のシャンクスは弱い?
ではもしシャンクスが四皇になったのが6年前、というのが正しく、第1話の時点ではそこまで強くはなかった、としましょう。
しかし434話で白ひげが、シャンクスの腕についてとある発言をしています。
当時の白ひげは全盛期ではないにしても世界最強の男と言われていたので、その白ひげから見て「お前ほどの男」とシャンクスは実力を認められていたとなると…。
やはりシャンクスはフーシャ村にいた10年以上前にしてもそれほど弱かったわけではなく、相当な強さを持っていた海賊だったとわかります。
そのため、第1話の時点のシャンクスが弱かった、という可能性も薄まります。
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由:覇気が使えるはずなのに
シャンクスも、覇気が使える人物のうちの一人です。
覇気とは体内のエネルギーのような概念であり、武装色の覇気、見聞色の覇気、覇王色の覇気の3つに分類されます。
新世界では覇気を会得している海賊が多く、また海軍の中将クラス以上は皆覇気を使えるとのこと。
ただ、覇王色の覇気だけは特別。
数百万人に一人の割合でその素質があると言われるほど、会得できる人物は限りなく少なくなっています。
そんな覇王色の覇気が使えるのは王の資質を持つ者とも言われます。
敵を威圧したり、力量差がある際には気絶させたりできるなどの破壊力があるほど。
シャンクスの覇王色の覇気
434話で白ひげの船員のほとんどを覇王色の覇気で気絶させたシャンクス。
白ひげの仲間である以上は相当強いはずなので、シャンクス自身がどれだけ強いのかもここで分かりますね。
そして、第1話の時点でも覇王色の覇気を使って近海の主を威圧していました。
ただ、この時点では気絶させることはできていないので、もしかしたら覇王色の覇気については10年前のシャンクスはまだ発展途上の段階だったのかもしれません。
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由:尾田栄一郎が何も考えていなかった
第1話でシャンクスはルフィの恩人として登場しましたが、もしかしたら尾田栄一郎先生がこの時点ではシャンクスがここまで強くなるとは思っていなかったのではないでしょうか。
当時は第1話なので、何かしらインパクトを残すべきだという編集者の意向があって、左腕を失いながらルフィを助ける、という設定にしたと聞いたことがあります。
更に、この当時のシャンクスはその後物語に登場することはなく、そのまま最終回を迎える予定だったそうなのです!
これは大発見ですね!!
シャンクスへの熱い人気で急遽変更
しかし、シャンクスがあまりにも人気だったので、再度登場させ、「強い海賊」という設定にするしかなかったのだとか…。
そのため、四皇クラスの実力を持つシャンクスが、最弱の海と呼ばれる東の海に生息する近海の主に、こともあろうに左腕を失ってしまうという、今のシャンクスを考えると非常に矛盾している状況になってしまっているのです。
もちろん、尾田栄一郎先生が作者なので、これからまたその矛盾を矛盾で無くしていく調整がされるはずですが…。
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由:ルフィが海賊王になるという確信で
では最後に、シャンクスが左腕を当時失ったのは、「わざと」という説はどうでしょうか。
実はシャンクスと白ひげが会話しているシーンで、この「わざと左腕を無くした」ことを裏付けるセリフがあります。
白ひげ「どんな敵にくれてやったんだ その左腕」
シャンクス「新しい時代に懸けてきた…」
第1話でシャンクスは、ルフィが食べてしまったゴムゴムの実を、大切な家宝のように扱っていました。
そしてルフィがデザートとしてゴムゴムの実を食べてしまった時、怒るには怒ってしまいますが、若かりし頃に自分が見習いとして乗っていた海賊団の船長、海賊王ゴール・D・ロジャーとルフィが重なったのではないでしょうか?
ルフィにロジャーの意思が宿った?
悪魔の実は意思に宿ると言われていて、ルフィの兄・エースが死んでからは、ルフィのもう一人の義兄弟であるサボがメラメラの実を食べてエースの意思を継いでいます。
このことから、ゴムゴムの実というのは、実はロジャー船長の能力であり、だからこそゴムゴムの実を大事に扱っていた。
しかしルフィが食べてしまったことでロジャーの意思が宿ったのをシャンクスは目撃し、感じ取ったのでしょう。
だからこそ、ルフィには海はとても過酷だということを自覚してもらい、仲間のために犠牲になる覚悟も必要だということをシャンクスは教えておきたかった。
そんなときにルフィが山賊ヒグマに襲われ、連れ去られてしまいます。
ヒグマによって海に放り投げだされたルフィは溺れてしまって近海の主に食べられそうになりますが、ここでシャンクスは助けに入る際、わざと左腕を失うのです。
仲間を、友達を想うからこそ、自己犠牲をいとわない、海賊になるならこれくらいの気合を入れろ!
そういうメッセージも込めたくて、ルフィがいつか海賊王になると確信したからこその敢えての行動だったのかもしれませんね…。
ワンピースシャンクスが左腕を失った本当の理由は?新しい時代にかけてきたという意味のまとめ
シャンクスがルフィを助けたシーンは『ワンピース』と言えばこのシーン!と言えるほどの重要なシーンでもありますが、同時に、謎に包まれたシーンでもあります。
これからもしかすると、シャンクスが左腕を失った本当の理由が語られる時が来るかもしれませんね。
シャンクスの懸賞金額が判明した今でも、目指す人物として、ルフィが最終的に麦わら帽子を返す相手、というのは変わりません。
これからのシャンクスの活躍、行動に期待ですね!