週刊少年ジャンプの人気漫画『逃げ上手の若君』最新話33話のネタバレと感想、展開考察です!
保科党を生きたがりに変えられた事で今後の目的を新たにした時行。
しかしそんな時行の想いとは裏腹に北条の残党は次々と全国各地で撃破されていき、郎党達は元気をなくした時行の為に好物の鯛を手に入れるべく動き出します。
生きた魚を諏訪まで運ぶという不可能ミッションをこなした郎党達は、同時に今の鎌倉の状況を偵察して頼重に報告するのでした。
直義が統治する今の鎌倉の状況とは!?
それでは、気になる『逃げ上手の若君』最新話33話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
逃げ上手の若君33話ネタバレ
『逃げ上手の若君』33話
「ジェネレーション1334」のネタバレが下記となります!
逃げ上手の若君33話ネタバレ:直義が作り上げた新たな鎌倉の支配者達
鎌倉を闊歩する足利直義の周りを囲んでいたのは沢山の女性達。
それには直義によって鎌倉の支配者達が北条の世と比べて大幅に若返っていた事が影響していました。
荒廃した鎌倉に赴任し、街の復興と治安維持を一挙に進めた直義。
その為の手足として作った組織が「関東庇番」
熟練の郎党は京の尊氏の補佐に残し、足利一門の未来を担う優秀な若者達で構成された組織でした。
関東庇番衆の一番組筆頭がまだ20歳の渋川義季で、彼は北条に恩のある者もいるだろうにキャアキャアと騒ぐ者達に呆れ気味。
そんな渋川とは違って良い波と良い女には迷わず乗るべきだと語るチャラい男が二番組筆頭の岩松経家。
女性の話で盛り上がろうとする岩松を軽く注意していたのは二番組副頭の上杉憲顕。
さらにそんな上杉に対して、今の直義はそれほど堅くもないと語ったのは寄騎というアシスタント的な役割のポジションに付くまだ若干13歳の斯波孫二郎。
服装も自由にさせてくれると楽しげに語るも、直義本人からまだ自分はお堅いままなのだと言われてしまいます。
ここが京であれば行いも服装もぴっちりさせるのだと。
しかし今の鎌倉は別であり、北条が滅びその後の新田による統治も失敗した直後。
それだけに民衆はどの支配者が正しいのかを見失っている状態。
そんな鎌倉に必要なのは若さと勢いであり、新しく爽やかな風を吹かせる事で疲弊した民の心を掴むというのが直義の考えでした。
民衆の前に立ち、皆の平和は足利と庇番衆が守るのだと力強く宣言する直義。
鎌倉に栄あれというその声に、鎌倉の民は熱狂してしまうのでした。
直義の手足となる関東庇番のメンバーが紹介される事となりましたね。
まだ若いというのに自信たっぷりなメンバーが揃っていますし、見た目的にも人気が出そうなキャラばかりになっています。
理論派という事で今の鎌倉の状況を冷静に把握している辺りに直義の恐ろしさを感じさせますね。
逃げ上手の若君33話ネタバレ:関東庇番衆の圧倒的な実力
直義の言葉に人々が熱狂する中で、改めて恐ろしい兄弟だと感じていた上杉。
兄の尊氏が魅力で大衆を惹き付けるのに対して、弟の直義は計算で大衆を惹き付けるタイプ。
全く違う能力と手法でありながら全く同じ結果が出せる事に驚かされていました。
そんな中で突如として熱狂する人々の中から飛び出してきたのは直義の命を狙う刺客達。
二人の刺客の刃は直義の首に届きそうになるも、直義はそれでも全く動じず。
渋川と岩松によって刺客の刃は届くことなく仕留められてしまうのでした。
襲ってきたのが本間と渋谷という者だった事を確認すると、北条への忠義を忘れずに敵討ちに挑んできた彼らを良い心がけだと評価する渋川。
刺客の二人をやられた敵は鐘を鳴らして増援を呼び寄せるも、その数が全部で50人程度だった事にガッカリする岩松。
しかし寄騎の孫二郎は更に増援がやって来ると予測します。
大きな鐘の音を鳴らしたものの、この程度の少人数での襲撃の合図であればそんなに大きな音はいらない。
今いる鶴岡八幡宮には鎧武者を隠せない事から、少し離れた郊外に増援を潜ませていて暗殺が失敗した場合に呼び込む手筈となっているのだろうと。
鐘の音が届いてかつ軍を隠せるような場所を把握し、こんな事もあろうかと堀を掘ったからそこで防げるだろうと語る孫二郎。
渋川と岩松は孫二郎の考えを受け入れて更なる増援の相手をしにいく事に。
二人が増援の相手をするという事で、目の前の相手は自分が担当すると言い出したのは上杉。
自らを祖父の代まで公家だった軟弱者だと語る彼は、いつもビクビクしながらそれなりの手勢を揃えているのだと部下を呼び寄せるのでした。
突然の襲撃だというのに誰一人動じる事なく淡々と対応していく庇番の実力者達。
直義は何事もないかのように仲間達に対応を任せ、あまりうるさくしないようにと言い聞かせて政務の続きをその場で開始するのでした。
渋川と岩松が関東庇番のトップ2の実力者という事なのでしょう。
そして孫二郎はいわゆる軍師タイプのキャラで、上杉もどちらかと言えば策士タイプのキャラのようです。
突然の襲撃だというのに顔色一つ変えない直義もやはり恐ろしいですし、当然のように化け物揃いとなっていますね。
逃げ上手の若君33話ネタバレ:生まれ変わる鎌倉と時行の故郷への想い
孫二郎が予測した場所へと向かい、身の丈ほどもある巨大な獲物を取り出した渋川と岩松。
敵は突然庇番の筆頭達がやって来た事に動揺するも、敵はたった二人であり何よりも堀が間にあるのだからと弓矢での攻撃を目論みます。
しかし次の瞬間、二人の巨大な獲物は堀の向こうの兵士達を真っ二つに斬り裂いてしまうのでした。
これでは一方的過ぎてつまらないと渋川と岩松は堀の向こうへ渡って戦う事に。
化け物級の力を持つそんな二人とやり合う敵が可哀想だと語る上杉でしたが、孫二郎はそれを認めた上で自分は直義が一番恐ろしいのだと語ります。
直義は敵に狙われているというのにギリギリ矢が届かない高さの場所で平然と仕事をしていて、それは度胸やハッタリではなく全て計算してやっている事。
それほど驚異的な直義もまだ27歳であり、天下を動かす才能の恐ろしさを孫二郎は感じるも、直義は仕事をしながらも孫二郎達の戦況まで把握していたのでした。
そしてもう一人孫二郎が恐ろしいと感じていたのが、同じく寄騎という立ち位置の今川範満。
何故か馬の顔の被り物をしていて、ツッコミを許さない雰囲気の彼には孫二郎だけでなく上杉も恐ろしいと感じるのでした。
そんな中で直義の政務も一段落となり、敵の襲撃も問題なく片付けた庇番の一行。
直義は部下達に飯でも食うかと優しく語りかける事に。
そしてそんな直義の辣腕により北条の鎌倉は足利の鎌倉へと生まれ変わりつつあったのでした。
直義が生まれ変わらせようとしていた鎌倉をその目にしていた雫。
今の鎌倉は彼ら若武者の噂で持ちきりとなっていて、奪還の際には間違いなく彼らが立ち塞がるだろうと考えていました。
敵が若者ばかりという事で、決戦は次世代同士だと盛り上がる狐次郎と亜也子。
そんな二人の言葉を聞いた上で頼重は時行の意見も聞いてみる事に。
こちとら9歳なのだから若さじゃ負けないのだと笑顔を見せる時行。
何よりも鎌倉への想いだけはどんな強者にも負けないと力強く言い切るのでした。
尊氏が別次元の怪物なだけに、直義は比較的真っ当な武士なのかと思っていました。
しかし直義はもちろんその部下達まで化け物揃いでしたし、こいつらと戦うとなれば相当大変になりそうな気がしますね。
鎌倉奪還の戦いは新世代の武士達による戦いとの事ですが、それだけ若い命が消えていくというのも結構残酷ですけどね。
逃げ上手の若君33話ネタバレの感想考察
鎌倉を支配する直義とその配下の姿が描かれた今回。
当然ながら手強すぎる怪物揃いとなっていましたね。
直義が鎌倉を復興させる為の手足として作った組織が「関東庇番」
若き実力者だけで構成されていて、鎌倉に新たな風を吹かせるという直義の狙いがあったようです。
そんな関東庇番のトップとなるのが渋川、岩松、上杉などの若いメンバー達。
寄騎という立ち位置の孫二郎に至ってはまだ13歳という事で、まさに新世代の武士という雰囲気が漂っています。
一見すると割と緩いメンバーにも見えましたが、当然その実力は化け物レベル。
比較的脳筋タイプの渋川と岩松と、頭脳派タイプの上杉と孫二郎という感じでしょうか。
特に孫二郎は13歳だというのに軍師的な才能に溢れていて、時行と遭遇したら面白そうな気がします。
直義は直接的な凄さというよりは、全てを計算するという違う次元の凄さを見せつけていました。
周りで戦闘が行われている中で平然と仕事をしていて、しかも戦況まで把握するというのはマルチタスク過ぎるにも程があるレベルでしょう。
尊氏が化け物過ぎるだけで、直義もまた違う方向性の化け物なんだと納得させられました。
時行が鎌倉を奪還する際には彼らとの戦いが待っているのでしょう。
流石にまだ戦力が足りていない気もしますし、ここから時行がどう行動していくのか注目ですね!
逃げ上手の若君33話ネタバレ展開考察
ここからは、『逃げ上手の若君』最新話33話、そして34話以降で起こりうる展開を考察をしたものを載せていきます!
逃げ上手の若君33話ネタバレ展開考察:直義が変貌させた鎌倉の状況とは!?
今回のラストで僅かに描かれていた今の鎌倉の様子。
どうやら今の鎌倉では、新たな統治者となった直義とその配下の者達がまるでヒーローのような扱いをされているようです。
雫は直義の配下の者達を「精鋭達」と説明していましたし、彼らの凄さを目の当たりにしたのかもしれません。
しかし単に彼らが鎌倉のヒーローとなっているというだけであれば、雫も恐るべき変貌という言葉は使わないはず。
光あるところには闇もあると良く言いますし、ヒーローがいる一方で歪んだ世界が作られているのかもしれません。
力によって支配されていたり、豊かな者と貧しい者の間で格差が生まれていたり、過剰な正義が横行していたり。
一見良さそうに見えるものの、実態は地獄のような場所となっているなんて可能性はありそうですね。
逃げ上手の若君33話ネタバレ展開考察:頼重が考える鎌倉奪還計画とは!?
時行の郎党達に鎌倉の偵察をさせていた頼重。
鎌倉奪還の具体的な計画を立てる頃合いだと語っていましたが、当然そんなに簡単とは思えません。
とりあえず今回確認出来たのは、最短距離で鎌倉を攻めるのは難しいという事。
そして今の鎌倉が恐るべき変貌を遂げていたという事。
鎌倉の変貌については次回描かれると思いますが、直義と精鋭たちがいる以上は単純に彼ら以上の戦力が欲しくなりますよね。
最短距離で攻めるのが難しいとなると、それこそ普通ではない攻め方をしなければならないという事でもあります。
頼重であれば何かしら驚きの攻め方を考えつきそうですし、それを実現させる為の仲間なんかも必要になってくる展開かもしれません。
逃げ上手の若君33話への読者の声
『逃げ上手の若君』最新話33話へ向けての感想や考察を集めました!
【逃げ上手の若君】時行に鯛を振る舞う。それだけの為にそんな大仰なミッション扱いってどうなの?・・・って思っていたら、鎌倉への移動に必要な時間や距離、通行ルートなどの下見も兼ねていたとは恐れ入りました。完全に松井先生の掌の上で踊らされている(笑) #WJ42
— 金銀パール (@kinginpl) September 18, 2021
【逃げ上手の若君】魚尻線は歴史の授業で知りたかったなあ。今の子供たちは盛り上がれそうで羨めるぜ。これ万が一ゲーム化したらかなり難易度調整難しそうですよね。ギリギリを見極める必要があって。狐次郎くんが弓矢喰らってるのがちょっとガチのヤバめなミッションを物語ってたし。#WJ42
— 空目ハルヒコ Haruhiko Utsume (@el_psy_congroo) September 17, 2021
#wj42
逃げ上手の若君の完全日常回に見せかけてちゃんと大筋に触れさせてるストーリー展開、松井先生が流石すぎる— サバ缶 (@sabakan_00000) September 17, 2021
#wj42
逃げ上手の若君、鯛のためだけかと思ったら、きちんと鎌倉の偵察もしてるの強いすごい— 🐟️餡鮭🦈 (@unjyake_koa) September 17, 2021
#wj42
逃げ上手の若君
丸太で戦っている方いらっしゃらない?— 無銘 (@Mumei_KujoYou) September 17, 2021
逃げ上手の若君に鯛の刺身が出てくるとは・・・しかも、きちんとわさびと醤油をつけて食べてる。
室町時代に刺身があったなんて知らなかった・・・。— 中古 (@obangu) September 18, 2021
逃げ上手の若君33話ネタバレまとめ
時行の為に郎党達が奮闘するという展開だった今回。
しかしそれだけでは終わらずに次なる展開に続けてくるのが上手いですよね。
車や電車のない時代という事で、内陸の方では新鮮な魚を食べれないというのは勉強になりました。
それを可能にした郎党達は本当に不可能に挑んで実現したのだから素晴らしいとしか言えませんね。
時行の為に鯛を手に入れるだけかと思いきや、郎党達の真の目的は鎌倉偵察でした。
それによって今の鎌倉の状況が語られる事になりそうですし、直義とその精鋭達がどんなキャラなのかという部分にも注目ですね。
次回の『逃げ上手の若君』第34話を楽しみに待ちましょう!