週刊少年ジャンプの人気漫画『アクタージュact-age』最新話100話のネタバレと感想、展開考察です!
舞台は終わり、これは自分たちの全力だったと王賀美は夜凪に声をかけます。
すると夜凪は、どうして一人で苦しみ続けたのかと山野上に尋ねました。
一方黒山は、千世子たちを集めてデスアイランドを観に行くことに!?
黒山の狙いとは!?
それでは、気になる『アクタージュact-age』最新話100話のネタバレ・あらすじ・考察など、是非読んでみてください!
Contents
アクタージュact-age100話ネタバレ
では、『アクタージュact-age』の最新話100話
「ロードショー」のネタバレが下記となります!
アクタージュact-age100話ネタバレ:造花は生花に勝てない
不戦勝ではなく、誰が観ても圧倒的な芝居を見せてやる、と黒山は劇場へ向かいました。
千世子はデスアイランドのポスターの自分を見て、造花は生花には勝てないと言い出します。
手塚からチケットを渡されるも、本編だって何度も観てると千世子は不機嫌そうでした。
するとアリサは、まだ見ていないものがあるでしょうと声をかけました。
劇場は満員です。
上映館の拡大も決定したほど、人気が出ているようでした。
しかしそんな知らせを聞いても、千世子の表情は晴れません。
一方阿良也は、映画館という空間にワクワクしているようです。
前の席に座る夜凪の妹たちのポップコーンをつまみ食いしていました。
そしてあんたの作品初めて観るよ、と隣の席の千世子をちらりと見ます。
和歌月は舞台前夜なのに、少しでも稽古に時間を当てるべきだと考えていました。
納得できない、と思いつつついにデスアイランドが始まりました。
千世子はすっかり自信をなくしてしまったようです。
既に何度も観ているデスアイランドですが、黒山が今彼女に観せる理由とは!?
アクタージュact-age100話ネタバレ:デスアイランドの上映
デスアイランドが始まりました。
そこに映るのは、「天使」の自分。
嫌になる程綺麗な顔、と千世子は思いました。
そして何度観ても、ピントの当たっていないはずの夜凪に目がいくのです。
主役は自分のはずなのに。
舞台はいい、裸になれる。
アキラがかつて言っていた言葉を千世子は思い出しました。
裸になっても届かなかったら?
そう思った千世子は、いてもたってもいられずに劇場を飛び出そうとしました。
しかし観えないよ邪魔、とその腕を阿良也が掴んで座らせました。
まるで人形だ。
阿良也は感想を声に出します。
計算された表情に、上面の芝居。
それは醜い現実の中に非現実的な虚像でした。
これを極めたせいであんたは、と阿良也は言います。
こんなにも皆に愛されるようになったんだね。
阿良也の言葉に千世子が顔を上げると、そこには真剣にスクリーンを見つめる観客たちがいました。
アリサの言っていたまだ見ていないものとは、観客たちのことだったのです。
ありがとう。
千世子のそのシーンで、デスアイランドは終わりました。
千世子の演技はまるで人形のように美しいものでした。
しかしそれは本人が思っているように、悪いものだけではなかったのです。
千世子はやっと観客たちの存在に気づくことが出来たのでした。
アクタージュact-age100話ネタバレ:勝つためにすべき事とは
上映後、サイド乙のメンバーは劇場内に残っていました。
黒山がアリサに千世子の芝居はどうだったかと尋ねます。
するとアリサは、クライマックスを除けば完璧だったと答えました。
その言葉に阿良也は反論します。
一貫して偶像を貫いていた千世子の表情に感情が灯る。
その一瞬の変化が美しい映画なのだと阿良也は言いました。
アリサはその逆である、と返します。
千世子の武器とは現実離れした美しさであり、だからこそ偶像を引き立たせるための演出に長けていた手塚が起用されたのでした。
それをラストで崩すなんて作品のテーマや千世子の需要からもズレている、と不満そうです。
少し間を置き、夜凪の台頭もここから始まった、とアリサは呟きました。
その言葉に一同固まります。
でもヒットした。
キャスティング方針のせいで原作ファンから嫌われ、台本も不自然、映像レベルは海外大作に劣り、シーン毎で役者の演技方針もバラバラ。
でも売れた、なぜ売れた、と黒山はどこか楽しそうに言いました。
するとアリサは、ヒットは千世子のクライマックスのおかげだと断言しました。
天使の新しい顔が目新しかったからウケたのだ、とアリサも認めていました。
クライマックスでは、確かに千世子は夜凪を圧倒していたのです。
しかしあの路線も続ければこの世界では飽きられる、とアリサは知っていました。
この時、千世子は気づきます。
じゃあ意図的にあのクライマックスの瞬間を作り出せたら?
黒山の狙いはそこにありました。
圧勝するには十分な時間と面子。
徹夜コースになるけども、後はお前次第だ。
黒山の言葉に、千世子は覚悟を決めました。
千世子はやっと、自分の武器となり得るモノに気づいたようです。
舞台は明日。
それまでに、千世子はさらに覚醒することが出来るのでしょうか!?
アクタージュact-age100話ネタバレの感想考察
黒山がみんなを集めてデスアイランドを観せたのは、千世子に自分のやり方を考えさせることが一番の目的だったようですね。
特にアリサと手塚は、千世子をいかに美しく表現するかということに詳しい「天使オタク」です。
クライマックスを除けば完璧だったと言うアリサでさえ、この映画が売れたのはクライマックスの千世子の新たな表情のためだと言っていました。
その意見は、阿良也や他の観客たちも同じだったと思います。
意図的にあのクライマックスの瞬間を作り出す。
それが、千世子がたどり着いた答えでした。
デスアイランドでは夜凪の影響を受けた上でのあのクライマックスだったのです。
今度の舞台には夜凪はいません。
そもそも、夜凪の影響を受けているようではそれは「自分」であるとは言えませんね。
舞台は明日に迫っています。
この後、サイド乙はどのような稽古をするのでしょうか!?
次回は連載2周年ということで、表紙と巻頭カラーのようです。
100話にカラーを持ってこなかったのは、次が2周年だったからなのですね!
タイミング的に千世子がメインのカラーになると思われます。
そちらも楽しみですね!
アクタージュact-age100話への読者の声
『アクタージュact-age』最新話100話に向けての感想や考察を集めました!
アクタージュの花子さん、現実とそもそも折り合いがつかないから現実から手を伸ばしてもらってもどうしようもないし、こうやって物語の中にいる現実の役者に手を伸ばしてもらう以外救われないのは悲しい
— 伊豆ジャルゴン@冬コミ新刊委託 (@jargon01) February 3, 2020
ここのところアクタージュは展開がよく分からないからコメントできてなかったのだが、今週「メチャクチャ」「失敗」と作中で評されて少し安心したのと、この甲1日目はただの前フリでここから乙1日目と甲2日目で全部きれいに回収できたら、アクタージュがヤバいマンガだとまた見せつけられる気がする。
— イルカ (@Yorda_the_Squid) February 3, 2020
アクタージュ、チョコちゃん的には試合には勝てるけど勝負には負けるという心情なんだろうな…。どうやらチーム乙の方もしっかりと見せてくれそうで嬉しい。
— ハルタロ@大丈夫になりたい (@harutaro_nico) February 3, 2020
今週のアクタージュもよかった
サイド甲の決着とサイド乙への接続がスムーズに進んだ回だった。千世子にも頑張ってほしい(もちろん阿良也にも)
ネット配信はどうなるんだろう?潔く初回公演を使ってほしいなぁ
来週でサイド乙開演&連載100回記念センターカラーとかくると踏んでたけどそれはなかったか— ちょーさん (@cho_san111000) February 3, 2020
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察
ここからは、『アクタージュact-age』最新話100話、そして101話以降で起こりうる展開考察をしたものを載せていきます!
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察:山野上は救われたのか!?
山野上はずっと、救われたかったのかもしれません。
しかし彼女はずっと「現実」にはいませんでした。
かと言っても、彼女は「現実」の人物であり、「物語」の中には入ることができません。
ずっと描きたかったものが描けなかったのは、そんな中途半端な自分が嫌だったからなのかもしれません。
そしてここまで誰も彼女を救うことができなかったのは、結局みんな「現実」の人物だからです。
しかし今自分たちがいるのだと手を差し伸べたのは、羅刹女でもある夜凪。
彼女たちは「現実」と「物語」の狭間の存在なのです。
どちらにも属する彼女たちだからこそ、山野上へ声が届いたのではないでしょうか!?
その答えこそが、山野上のあの表情なのではと思います。
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察:ひなの役割とは!?
舞台が終わると、観客席のひなは夜凪の所へ行かなくてはと立ち上がりました。
ひなは夜凪の帰る場所でもある、学校の友人です。
同性ということもあり、おそらく学校内で一番近い友人でしょう。
だからこそ、夜凪の様子がおかしかったことに誰よりも気づいたのだと思います。
そしてそんな夜凪を一人にしてはいけない、と心配したのではないでしょうか。
実際には、夜凪は王賀美たち共演者のお陰でちゃんと戻ってこれているようです。
それでも会いにきたひなの姿を見ると、かなりホッとすると思います。
黒山が夜凪に作れと言った、普通の友達がここに来て活きていますね。
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察:千世子は何を思うのか!?
黒山は千世子たちをデスアイランドの上映に連れて行きました。
その狙いとは、何なのでしょうか!?
阿良也や千世子以外のサイド乙のメンバーは今、勝利をほぼ確信しています。
そこに油断があり、次の日の公演に全力で挑めない可能性まで出てきましたね。
そこで、黒山は気持ちを切り替える為にこうしたのだと思われます。
千世子はあえて「天使」の自分と向かい合うことで、過去の自分との別れをするのかもしれません。
千世子は自ら望んで「天使」を捨てました。
そこまでしたのだから、何としても勝たねば。
千世子はそう思うのかもしれませんね。
また、デスアイランドには夜凪も登場します。
当時の夜凪から比べると、今の夜凪は恐ろしいスピードで成長しているといえます。
そんな夜凪を見ることで、さらに気持ちを奮い立たせることができるでしょう。
黒山の考えることです。
このことがサイド乙の舞台にとって良いものとなる事は間違いなさそうですね。
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察:デスアイランドから千世子は何を学ぶ??
キャスト陣だけではなく、映画監督の手塚や星アリサまで集めた黒山。
そしてそれだけのメンバーを集めて行われるのは千世子が主演を務めた映画「デスアイランド」の鑑賞会。
舞台を明日に控えたこの時点でこんな事をやる以上、相当意味があるのでしょう。
一番考えられるのは、この映画の中から千世子の芝居の良い所や悪い所を確認する事でしょう。
経験値の多い役者や、役者とは違う目線の映画監督、そして伝説の大女優である星アリサ。
彼らから見れば千世子と言えども完璧ではないはずです。
とはいえ、問題点が分かった所で本番まで時間もありませんし、そんなに簡単に直せたら楽なものですよね。
今必要なのは、技術的な事というよりは感情面のような気がします。
そういう部分をどういう形で仲間達や黒山がフォローしてくれるのかがポイントになりそうです。
アクタージュact-age100話ネタバレ展開考察:夜凪とはまるで違う芝居になる!?
ラストシーンの問題はあったとはいえ、芝居自体では完全に夜凪に負けているとまで感じていた千世子。
怒りを強調した芝居の稽古をしていましたが、その方向では夜凪には勝てない気がしますよね。
夜凪への怒りの芝居もちょっと空回りの印象も強いですし。
そうなってくると、芝居の方向性を変えないとならないのかもしれません。
もちろん全てを変えてしまったら稽古の意味もありませんので、どちらかと言えば魅せ方の部分を変えるとかそういう感じで。
千世子と言えば自分がどう見られるかという部分を計算して動けるタイプですし、そういう自分の強みを活かした芝居にしていくのではないかと思います。
アクタージュact-age100話ネタバレまとめ
舞台を終えた夜凪は、俯きながらみんなに向かって何かを言おうとしました。
しかし王賀美がそれを遮り、これはみんなで決めたことで、それがみんなの全力なのだと伝えます。
そして夜凪は、舞台袖にいた山野上に手を差し伸べました。
一人で悩まなくても、自分たちがいる。
その言葉に、目を細める山野上でした。
その日の夜、千世子は自分では夜凪に勝てないと考えていました。
すると黒山が千世子たちを連れてデスアイランドを観に行こうとします。
黒山の目的とは!?
次回の『アクタージュact-age』第101話を楽しみに待ちましょう!